木下 悠
ディーラー歴10年以上 / 所属:煌Bar&Lounge
ブラックジャックはオンラインカジノの中でもとても人気のあるカジノゲームです。
その理由の高さは使った金額に対して払い戻される金額を示す還元率。この還元率が他のカジノゲームよりも高く、稼ぎやすいということが人気の理由です。
しかし、ただ遊んでいるだけでは還元率は高くなりません。
ブラックジャックではベーシックストラテジーという基本戦略が必要不可欠であり、このベーシックストラテジーを使ってこそ還元率が高くなるのです。
今回はブラックジャックの必勝法とも言われるベーシックストラテジーについて、初心者の方でもわかりやすいように解説します。
ブラックジャックで勝つならとても重要だから絶対に抑えておくこと!
はい!脳に刻みつけます!!
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もくじ
ブラックジャックのベーシックストラテジーとは?
ブラックジャックにおけるベーシックストラテジーとは、ゲームをプレイするにあたりどのような方針・賭け方でプレイするかを表にしたものです。
ベーシックストラテジーとは
- ベーシック=基本
- ストラテジー=戦略
と訳せるように、ブラックジャックにおける基本となるゲームの進め方はすでに確立されています。
ブラックジャックではこのベーシックストラテジーに沿ってゲームを進めることで還元率を高くし、プレイすることができます。
還元率が高ければ収益も大きく見込めるため、ブラックジャックではベーシックストラテジーを使用して戦略的にゲームを進めていきましょう。
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ブラックジャックのベーシックストラテジーを使うメリット
ブラックジャックのベーシックストラテジーのメリットは、ずばり初心者でも勝率アップが狙える点です。
自分とディーラーの手札をベーシックストラテジーのチャートに照らし合わせるだけで、最適なアクションがわかります。
ベーシックストラテジーは確率に基いて作られているので、勘で決めるよりも勝率アップを狙いやすくなりますよ。
ブラックジャックのベーシックストラテジーの使い方
ストラテジーチャートを使う
ベーシックストラテジーでは、ストラテジーチャートというすでに完成されたチャートを使用してゲームを進めていきます。
プレイヤーへ最初に配られる2枚のカードの合計と、ディーラーのアップカードに応じて「ヒット・スタンド・ダブルダウン・サレンダー・スプリット」どの選択をするかが記されています。
H=ヒット
→ カードを1枚引く
S=スタンド
→ 現状のカードで勝負する
D=ダブルダウン
→ 賭け金を倍にしてカードを1枚引く
R=サレンダー(ルール上、不可であればヒット)
→ 賭け金の半分を払いゲームを降りる
P=スプリット
→ 配られたカード2枚が同じカードだった場合、2ヶ所に分割してゲームを行う
ストラテジーチャートの見方
ストラテジーチャートはプレイヤーの手札とディーラーのアップカードを確認して、双方の行・列が交わる戦略を取るだけなので至って簡単です。
プレイヤーのカードは縦列を、ディーラーのカードは横列を確認し、その2つが交わる部分を戦略として選択する、というのがストラテジーチャートの見方です。
上記の場合、プレイヤーは[19]、ディーラーは[4]となっています。
これをストラテジーチャートに当てはめると下記のようになります。
▼左右上下のハンドが交わるところを探す
上記の場合はSなのでスタンド(現状のカードで勝負する)を選択します。
ブラックジャック3種のベーシックストラテジーチャート
ベーシックストラテジーで使われるストラテジーチャートには、プレイヤーが最初に引いたカードによってチャートが異なります。
全3種とされており、主に[A]がある場合、[A]がない場合、スプリットの場合、という3種になっています。
後述するハードハンドだけでも効果はありますが、[A]はブラックジャックにおいて効果の高いカードでもあります。
そのため、状況に応じて使用するストラテジーチャートを変更するほうが高い効果を得られます。
ハードハンド:[A]がない場合のカードの組み合わせ
H=ヒット、S=スタンド、D=ダブルダウン、
R=サレンダー、P=スプリット
これまでの説明でも使ってきたのがこちらのハードハンドです。最も多いハンドを基に作られたストラテジーチャートなので、ぜひ覚えておきましょう。
ポイント
ハードハンドはプレイヤーの手元に[A]がない場合のストラテジーチャートとなっており、ベーシックストラテジーの中でも基本の戦略として使用できます。
ソフトハンド:[A]がある場合のカードの組み合わせ
H=ヒット、S=スタンド、D=ダブルダウン、
R=サレンダー、P=スプリット
ポイント
ソフトハンドは[A]がプレイヤーの手元にあった場合のストラテジーチャートです。
[A]を[1]とも[11]とも自身で選択することができるため、強気の戦略を取ることができるのも特徴です。
スプリット:最初の2枚のカードが同じカードの場合
H=ヒット、S=スタンド、D=ダブルダウン、
R=サレンダー、P=スプリット
スプリットはそもそもが特殊なパターンです。そのため、ストラテジーチャートからもわかるように多くの場合でスプリットを選択することになるでしょう。
これらの表を基にブラックジャックをプレイしていくことで、すでに確立された戦略を取っていくことができます。
注意ポイント
ベーシックストラテジーはこの表のとおりにプレイすることで効果を発揮しますので、途中でやめたり自身の判断で戦略を変更すると効果は発揮できませんのでご注意ください。
それぞれ画像で用意しておくと便利だね。
3種類もこの表は覚えられないですからねー。
ストラテジーチャートを使ってブラックジャックをプレイ
3種あるストラテジーチャートを使いつつ、ブラックジャックで実践していく流れをご紹介します。
ベーシックストラテジー:ハードハンドを使う
プレイヤーのカードが[Q]&[3]の[13]という状況。
[A]はないためハードハンドのストラテジーチャートで見ていきます。
▼ストラテジーチャートに当てはめる
ポイント
①プレイヤーが[13]でディーラーのアップカードが[9]なのでHのヒットを選択します。
②プレイヤーが[9]or[10]を引いてしまうとバーストしますが、ディーラーの伏せカードは[10]と予測するのが定石であるためあらかじめディーラーは[19]と予測。
③低くてもディーラーのルールにある通り[17]までは引き上げることを目的として、ヒットを選択しましょう。
ベーシックストラテジー:ソフトハンドを使う
プレイヤーのカードが[A]&[9]の[10 or 20]という状況。
[A]を引いているためソフトハンドのストラテジーチャートで見ていきます。
▼ストラテジーチャートに当てはめる
ポイント
プレイヤーは[A・9]の組み合わせである段階で、ディーラーのアップカードがどのカードでも全てSのスタンドを選択する形になります。
[A]を[11]とし、プレイヤー合計[20]であるため、ディーラーが[21]ブラックジャックにならなければ負けることはありません。
スタンドを選択して現状のカードで勝負するのが得策と言えます。
ベーシックストラテジー:スプリットを使う
プレイヤーのカードが[A]&[A]の[2 or 12]という状況。
同じカードが2枚あるためスプリットのストラテジーチャートで見ていきます。
▼ストラテジーチャートに当てはめる
ポイント
プレイヤーは[A・A]の組み合わせである段階で、ディーラーのアップカードがどのカードでも全てPのスプリットを選択する形になります。
[A]は1枚だと一般的に強い状況ですが、2枚となればスプリットとして[21]ブラックジャックを狙いに行くのが良いでしょう。
ブラックジャックのベーシックストラテジーの使用条件
デック数が6デックであること
今回ご紹介したストラテジーチャートは世界中のカジノ標準ルールとなっている6デック(312枚)でのゲームの場合です。
デック数が変わればストラテジーチャートも変わりますが、誤差はほぼないと言われているためまずは基本の上記の形を覚えましょう。
オンラインカジノでは8デックとなっていることも多いですが、多少の誤差で使うことができます。
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ディーラーがソフトハンド17でスタンドする
こちらも同じく世界中のカジノ標準ルールとなっているため、あまり気にする必要はないでしょう。
注意ポイント
仮にソフトハンド17でディーラーがヒットするようであれば、ストラテジーチャートに誤差が生まれますので、あらかじめテーブル条件はチェックしておきましょう。
まとめ
ブラックジャックにおけるベーシックストラテジーとは、その名の通り基本戦略です。
覚えておいて損がない上に、還元率の高いブラックジャックで期待値を上げることができれば、最終的にプラス収益も期待できるでしょう。
ベーシックストラテジーはストラテジーチャートを使って進めていくため、この表を覚えるまでは大変だと思います。
しかし、ポイントさえ覚えてしまえば簡単に扱えるものなので、ぜひ覚えて活用していきましょう。
ブラックジャックで使われるベーシックストラテジーをさらに詳しく知りたい方は、ベーシックストラテジー応用編でご紹介しています。
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木下 悠
ディーラー歴10年以上 / 所属:煌Bar&Lounge
19歳から本格的なディーリングを学び、ディーラー歴10年以上を誇る。
世界的にも知られている国内の大会などから、ディーラーとして声がかかるほどの実績。
現在は東京の高級住宅エリアとしても知られる白金にて、オーセンティックバー「煌Bar&Lounge」のディーラーとして従事。