競馬

阪神競馬場の特徴とは?距離別の買うべき馬についても詳しく解説します!

2022年6月14日

阪神競馬場の特徴とは?距離別の買うべき馬についても詳しく解説します!

今回は東京競馬場と同じく芝7レースのG1が開催される、阪神競馬場にフォーカスを当てて攻略していきます。

阪神競馬場は、中山競馬場同様に「内回り・外回り」を採用しているコースなので、少々トリッキーです。

予備知識を入れるだけでもプラスになるはずですので、しっかりと把握しておきましょう!

椿

阪神競馬場を攻略していくよ!

桜花賞や宝塚記念がある阪神ですね!楽しみです!

アマギ

阪神競馬場とは

阪神競馬場

阪神競馬場(はんしんけいばじょう)は、兵庫県宝塚市にある競馬場です。

新潟競馬場に次いで日本で2番目に大きな競馬場であり、右回りの競馬場としては日本最大の競馬場としても有名。

阪神競馬場の最寄り駅が阪急今津線・仁川駅(にがわえき)であることから、仁川競馬場とも呼ばれています。

阪神競馬場のコースの特徴と基礎知識について

阪神競馬場

阪神競馬場の特徴としては「右回り・内外回り採用コース」です。

ここから阪神競馬場について詳しく解説していきます。

阪神の芝のポイントは「長い向正面と直線」「中山に次ぐ急坂」

阪神の芝のポイントは「長い向正面と直線」「中山に次ぐ急坂」

出典:https://www.jra.go.jp/

最大高低差は外回りで2.4mながら、直線の急坂は1.8mで勾配は1.5%と中山に次ぐ急坂が待ち構えています。

直線の長さは内回りこそ「356.5m」ですが、外回りは「473.6m」と新潟・東京に次ぐ直線の長さです。

内回りコースでは残り800m、外回りコースでは残り600m地点から、直線の半ばにかけて緩やかな下り勾配が続き、ゴール前の急坂。

また、向正面の内外回りの分岐付近には少々の上り坂があるがゆえに、外回りの中・長距離戦ではロングスパートの持久戦が目に付きます。

ゴール前に待ち構える「急坂」ダートコース

コース形態は上記芝同様。直線の長さは「352.7m」です。

残り900m地点から直線にかけて高低差1mを緩やかに下り、残り200m地点に「1.6mの急坂」が待っています。

椿

阪神競馬場のコースをしっかり頭に入れておくんだよ。

中山に次ぐ急坂があるんですね。パワーがある馬を狙わないとですね。

アマギ

阪神競馬場の仮柵の移動時期

中山競馬場の仮柵

芝保全のため内ラチの仮柵が時期によって移動していきます。(ラチとは競馬場最内にある柵のこと)

この移動時期は「○回阪神2日目」や「○回阪神8日目」と言われます。こちらは開催毎に移動されるものです。

基本的に8日間で1開催とカウントします。

内外回りを採用しているにも関わらず、ABの2コースしか無いです。

阪神競馬場の2つのコースの移動時期

仮柵

ポイント

  • 1回開催 全8日Aコース
  • 2回開催 前半2日Aコース・後半6日Bコース
  • 3回開催 前半4日Aコース・後半4日Bコース
  • 4回開催 前半4日Aコース・後半4日Bコース
  • 5回開催 前半6日Aコース・後半2日Bコース

コースについて

仮柵とコース

  • Aコース(内から0m地点に仮柵が設けられる)
  • Bコース(Aコースより3m仮柵が外側へ移動)

仮柵が移動した週は内有利

これにより荒れていない馬場を通れる馬。すなわち【内枠、または内を通れる馬は有利になる】のです。

理由としては、仮柵が移動したばかりの週はラチ沿いの芝はキレイに保たれています。

これはしっかり覚えておきましょう。

阪神競馬場の狙い馬は「内回り、外回り、急坂」の適正を見抜け!

阪神競馬場の狙い馬は、「内回り」「外回り」「急坂」の適正を見抜け!

中山競馬場同様に内外で狙う馬も変われば、急坂で止まる馬、直線の長さを活かす馬など。

コースによって狙っていく馬は必然的に変わってきます。

近走着順だけでの人気なのかどうか、阪神は走るのかどうかと適正を見抜ければ勝つ確率も上がりますよ。

椿

ここから阪神競馬場の狙い馬について解説していくね。

待ってました!これを見てから馬券を買いに行きます!

アマギ

「芝1,200m」は速力生きる舞台・逃げ先行馬を狙う(内回り)

主な重賞セントウルS【G2】(現在中京施工R)等

スタートから3コーナーまでの距離が近い1,200m戦は、前半が緩む傾向にあります。

加えて緩やかな下り坂で直線を迎えるため、急坂があっても【逃げ・先行脚質の馬】が押し切るシーンが目立ちます。

また、よく似ていると言われるコース形態が全く違う中山1,200mは、下り坂が阪神よりも高低差があるため前半からスピードに乗りやすいです。

したがって、スピード勝負を前目で競馬できた馬で、中山の急坂で凡走した馬の巻き返しが阪神では見られそうです。

「芝1,400m」も差しも気にする舞台・ただし重賞は一味違う(内回り)

主な重賞フィリーズレビュー【G2】・阪神カップ【G2】等

3コーナーへの入りの距離が遠くなり平坦から下り坂で直線を迎えるため、前半からペースが流れる傾向にあります。

下級であればそのまま前で押し切ることも少なくはないです。

ですが、ペースが流れての急坂が待っており、最後前が止まるケースも上級戦では有り得る話です。

ただし、重賞に関しては別物と考えましょう。

重賞では前半から流れるコース形態で、急坂が待ち構えるとなるとスタミナ勝負になるでしょう。そのため距離短縮が合う舞台になります。

フィリーズレビューに関しては、2022年含む過去5年間で距離短縮の馬券圏内が15頭中、8頭と好成績を収めております。

阪神カップでは2021年含む過去5年間で10頭が距離短縮馬と、数字的にも確証のあるデータかと思います。

重賞狙うなら【距離短縮】を。

「芝1,600m」は瞬発力戦・ただしレースレベルで前か差しか見抜く(外回り)

主な重賞阪神JF【G1】・桜花賞【G1】・マイルCS【G1】等

3歳G1で賑わい、古馬G1でレベルの高いレースが見られる阪神マイル、基本は瞬発力戦になりやすいです。

スローの場合前が残りがちと考えるかと思いますが、直線の長さは473mもあれば「上がりの使える馬」も瞬発力戦で駆け上がってきます。

やはりレースレベルや出走馬を見て「前で残れるか馬なのか」をまず見抜き、買えるか買えないかの判断をするのが得策に思えます。

マイルCSの古馬G1レースともなればテン良し、終い良しの締まったラップ構成になりますので、【上がりが使える馬】を狙っていく。

逆にレースレベルが高くても、スローになるメンバー構成であれば【持続戦の前残り】をケアしたいところです。

「芝1,800m」は上がりのある馬の力勝負(外回り)

主な重賞ローズS【G2】(現在中京施工)・毎日杯【G3】等

スタートからの向正面の直線、最後の直線が長いため、ペースは緩みがちになるのが阪神1,800m戦。

裏を返せば直線短いコースやローカル競馬場で差し損ねてきた馬でさえも、着を拾えるコース形態になっています。狙うは【上がり持ちの馬】。

コース形態を考え前半流れる中、押し切った逃げ・先行馬は以後重賞戦線でもやれる能力は高そうです。

「芝2,000m」は持久力戦(内回り)

主な重賞大阪杯【G1】・チャレンジカップ【G3】等

スタートでゴール前の坂はありテンが緩む。

そこから平坦・下り坂で直線を迎える阪神2,000m戦はロングスパートになりやすいです。

気にしたいのはコース形態上小倉2,000mで好走ある馬や、同コースのリピーター馬。

中山になるとトリッキーなので、一概に合うと言えませんが、小倉・阪神の好走歴が兼ね備わっていれば狙っていきたいところです。

「芝2,200m」はタフな長距離戦・小回り非根幹好走馬を狙う(内回り)

主な重賞宝塚記念【G1】等

スタートから下り坂に入る分前半が流れやすく、直線の坂を2回超えるコース形態。スタミナが必要で、非根幹距離、長距離実績が問われるコースになっています。

同舞台や京都2,200m、中山2,500m等の【非根幹実績がある馬】を狙いたいところです。

2020年、2021年とクロノジェネシスが連覇しました。

この馬は有馬記念V・京都記念Vと実績持ちだった点を考えると適正面を無視できません。

「芝2,400m」は上がり持ちを狙う(外回り)

主な重賞神戸新聞杯【G2】(現在は中京施工)等

スタート後、ゴール前と2度坂を上らなければならない2,400m戦。

外回りも相まって、上がり持ちかつ長距離をこなせるパワーが必要です。

【過去2,400m以上で上がりが使えた馬】を狙いたいところです。

「芝2,600m」は上がり持ちを狙う(外回り)

主な重賞特になし

施工が少ない分狙い方を簡単に。

長距離でスタミナ勝負と思われがちだが、このコースは道中スローの後半上がり持ちの好走が目立つため、【上がり持ち馬】を狙う。

「芝3,000m」は長距離巧者を狙う(内回り)

主な重賞阪神大賞典【G2】

施工が少ない分狙い方を簡単に。

阪神大賞典は過去ゴールドシップが三連覇しました。2,200m戦でも解いたように、【コース巧者】を狙いたいところです。

東京3,400mのダイヤモンドS、中山2,500m戦等の坂を2回こなせるスタミナ自慢を狙いたいところですね。

芝に関して

コース替わりで内が良くなったのか、使い詰めて外が有利なのか。

狙う馬がわかったとしても、やはり馬場を見抜けないことには馬を狙えないことも多々あります。

目で見て当てはめていきましょう。

「ダート1,200m」は逃げ先行狙い・穴は内の差し馬

主な重賞特になし

このコースはスタートから350mほどで3コーナーを迎えるため、前半3Fの時計が若干掛かります。

しかし、平坦と下り坂で構成されているコースなので、前半の分差し引いてもそれなりに流れるコースになります。

急坂があろうとも、前半が緩く入る分【逃げ・先行有利】であります。

ロスなく回れる【内枠の差し馬】が乱ペースになった場合、顔を覗かせるかもしれません。

また、前半緩むものの平坦・下り坂構成のため、中山1,200mで速いペースを刻んで急坂で止まった馬の巻き返しもありそうです。

「ダート1,400m」クラスで狙うのは上がり持ち

主な重賞OP多数

芝スタートになる1,400m戦は3コーナーまでの距離が伸び、直線までは何度も言うような構成。

向正面の直線が伸びようとも、前有利と変わらないのは下級戦の話です。

オープンクラスレベルになると、1,200mからの参戦もあり必然的にラップは速くなります。

加えて、直線は急坂が待ち構えるとなると前の馬は止まってしまい差し馬が差してくる構図になります。

よって狙うは【上がり持ちの差し馬】。ですが、クラスは見たいところです。

「ダート1,800m」はロングスパートのスタミナ勝負

主な重賞アンタレスS【G3】他

コース形態は芝2,000m同様、直線急坂前からスタートする2回坂を超えなければいけないコースです。

向正面からは平坦・下りのためロングスパートになりやすく、スタミナ勝負になります。

狙いたいのは【同舞台巧者】。

もしくは小倉1,700mで好走している馬も頭に入れておきたいですが、直線の急坂が厄介になるため止まる可能性はあります。

小倉からの参戦は、自分で動いて差してきた馬を気にしたいところです。

「ダート2,000m」はリピーターの差し馬を狙え

主な重賞シリウスS・カノープスS他

芝スタートの2,000m戦。直線の坂を2度超えるとなるとなかなか前有利にはならない決着が目立つ。

同舞台の2,000m戦好走実績のある馬を狙いつつ、別路線の差し馬もケアしたいところではあります。

まとめ

中山同様、芝に関しては内外回りを採用していることから、阪神巧者・リピーターの好走が目に付きます。

ダートに関しても前有利というわけではなく、馬場もタフですから差しも決まりやすくなります。

中山競馬場と似ていると言われますが、コース形態を読み解けば「似て非なるもの」というのはおわかりかと思います。

『阪神競馬場に合う馬』これを見抜いて馬券が取れれば、気持ち良いですよ。

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