ブックメーカーのオッズとは？オッズという配当の仕組みや確率との違い

ブックメーカーとスポーツベットを学ぶ

スポーツベットではオンラインカジノと少し違った配当の表し方がされており、これをオッズといいます。

オッズ形式で表示される配当倍率は小数点で表されたり、分数で表されるため初めての方は不明な点も多いですよね。

日本でよく耳にするオッズは競馬や競輪などの公営ギャンブルで使われる表示形式なので、すでに慣れているという方も多いでしょう。

ブックメーカーでスポーツベットを楽しむならば、まずオッズを知る必要があります。今回はオッズの仕組みや種類について詳しく解説していきましょう。

アマギ

オッズって色々な表示形式があって少しわかりづらいですよね…。

まずは見慣れたものから始めるのが大事。ひとつずつ解説していくね！

椿

1 ブックメーカーのオッズとは配当倍率のこと
2 ブックメーカーで使われるオッズと確率の違い
- 2.1 オッズ＝起こりにくさを表す数字
- 2.2 確率＝起こりうる可能性を表す数字
3 ブックメーカーのオッズが決まる仕組み
- 3.1 賭けた金額通りのオッズならブックメーカーの利益はゼロ
- 3.2 オッズにブックメーカーの手数料を含んでいれば利益が生まれる
4 ブックメーカーのオッズの決め方
- 4.1 ブックメーカー方式
- 4.2 マッチング方式（パリミチュエル方式）
5 ブックメーカー方式によるオッズの決め方や根拠
- 5.1 トレーダー・オッズメーカーの主観や経験則
- 5.2 ユーザーの賭け方や過去の統計データ
6 ブックメーカーのオッズの種類
7 ブックメーカーのオッズに関する注意点
- 7.1 オッズが低い方に賭ければ勝率が上がるわけではない
- 7.2 チームや選手状況など他要素を常にチェックする
8 ブックメーカーのオッズと公営ギャンブルの比較
- 8.1 還元率の比較
9 オッズが高いブックメーカーおすすめオンラインカジノ一覧
10 ブックメーカーでオッズが高いおすすめオンラインカジノ5選
11 まとめ
12 海外で大人気のスポーツベットが楽しいブックメーカーは？

ブックメーカーのオッズとは配当倍率のこと

スポーツベットで使われるオッズとは配当倍率のことであり、オンラインカジノの配当と同じ意味を持ちます。

例えばオッズ10.0となっている賭け方に対して、100円をベットしたとします。

このとき予想通りに当たれば払戻金は、オッズ10.0×賭け金100円＝1,000円。

利益は賭け金100円を除いて900円です。オッズが5.0ならば、100円に対して払戻金が500円となります。

オッズはとても単純な仕組みなので、オンラインカジノの配当と同じような感覚をすぐに掴めると思いますよ。

ブックメーカーで使われるオッズと確率の違い

ここでは、「オッズ」と「確率」の違いについて紹介します。

「オッズ」と「確率」についてしっかりと差別化して、スポーツベットを楽しみましょう。

オッズ＝起こりにくさを表す数字

オッズとは「ある出来事の中で特定の結果になる逆数」と捉えることができます。

オッズが高ければ高いほど起こりにくい結果である、というのがブックメーカーで使われる指標です。

オッズが2.0ならば起こりやすく配当倍率は低く、対してオッズが50.0ならば起こりにくく配当倍率は高いということです。

確率＝起こりうる可能性を表す数字

確率とは「ある出来事の中で起こりうる可能性を表す数字」と捉えることができます。

確率が高ければ高いほど起こりうる可能性が高くなってくる、というのはオンラインカジノでもよく使われますよね。

確率が10％ならばとても起こりづらく、対して確率が90％ならば起こりうる可能性がとても高いということです。

ブックメーカーのオッズが決まる仕組み

スポーツベットのオッズは、サービスを運営するブックメーカーにもきちんと利益が入るような仕組みになっています。

賭けた金額通りのオッズならブックメーカーの利益はゼロ

当然のことではありますが、ユーザーが賭けた金額からブックメーカーの取り分がなければ、ブックメーカーの利益はゼロです。

賭けた金額通りのオッズだった場合

2人のユーザーがオッズ2.0の試合にそれぞれ1万円を賭けたとします。

このとき片方のユーザーが勝てば2万円を得られます。

賭けられている金額は2万円でユーザーに渡る払戻金も2万円なので、サービスを提供しているブックメーカーへの利益はゼロ。

これだとブックメーカーはサービスを提供し続けることができなくなりますよね。

オッズにブックメーカーの手数料を含んでいれば利益が生まれる

そこでブックメーカーが提示するオッズには、必ずブックメーカーの利益となる手数料が含まれています。

オッズにブックメーカーの手数料を含んだ場合

ここではわかりやすくオッズを2.0から1.9に設定しています。

先ほどと同じように2人のユーザーがそれぞれ1万円を賭けたとした場合、オッズ1.9ならば払戻金は19,000円。

残りの1,000円はブックメーカーがサービス提供料（手数料）として利益を得る形になっています。

この仕組みによりブックメーカーは、安定してサービスを提供し続けることができるのです。

アマギ

ブックメーカーも商売なので手数料は必要ですよね。

健全に運営していくための必要経費ってことだね！

椿

ブックメーカーのオッズの決め方

スポーツベットのオッズは、大きく分けて2種類の方法で決められています。

ブックメーカーが決める『ブックメーカー方式』と、ユーザーの賭け金によって変わる『マッチング方式』の2パターンです。

ブックメーカー方式

ブックメーカー方式とは、その名の通りブックメーカー側がオッズを設定している決め方です。

当サイトでご紹介しているブックメーカーは基本的にこの形を採用しており、細かな数字はブックメーカーのトレーダーが決めています。

専門家が過去のデータやユーザーの賭け方傾向などを見てオッズを決めていく方式です。

マッチング方式（パリミチュエル方式）

マッチング方式とは、日本の「競馬・競輪・競艇」などで採用されているオッズの決め方です。

お金を賭けているユーザーの賭け金によってオッズが変動していくため、販売締め切りまでオッズが変動し続けます。

人気の高い賭け先となればオッズが低くなっていくので、どの選手・馬が人気なのかひと目でわかります。

具体的なオッズの計算式

オッズ = 払戻率 ÷ 支持率

ブックメーカー方式によるオッズの決め方や根拠

ここでは、オッズの決め方やオッズの根拠について紹介します。

トレーダー・オッズメーカーの主観や経験則

ブックメーカー方式でオッズを決めるのは、ブックメーカーのトレーダーやオッズメーカーといわれる人たちです。

オッズコンパイラーなどとも呼ばれますが、賭けの管理やオッズを計算して設定する専門家です。

計算知識はもちろんなこと、各スポーツに対する専門知識も持ち合わせている精通した人たちが決めています。

ユーザーの賭け方や過去の統計データ

もちろん主観だけで決めるのではなく、過去の実績や統計をチェックしながらオッズを決めていきます。

ユーザーがどのように賭けてきたか、賭けが偏りすぎないオッズになっているか、様々な可能性を予想しながら決めます。

チームの勝敗結果やスコアなども注視しながら、ブックメーカーにもしっかり利益が出るような計算をしているのです。

椿

かなり細かく研究して調べてオッズを決めていくから、オッズ通りの結果になることもよくあるよ♪

ブックメーカーのオッズの種類

ブックメーカーは様々な形でオッズをチェックすることができて、大きく分けて6種類のオッズ表示形式があります。

デシマル（Decimal）

デシマルは最もスタンダードなオッズの表示形式で、オッズが小数点で表されています。

日本の競馬や競輪などもこちらのデシマルで表示されているので、親しみのある方も多いのではないでしょうか。

オッズ・配当例

例：オッズ2.0　×　賭け金1万円　＝　払戻金2万円

アメリカン（American）

アメリカンはその名の通りアメリカを中心として使われている『＋－』を使ったオッズの表示形式で、100ドルの賭け金を基準にして計算されます。

＋の場合はオッズが高く、－の場合はオッズが低いとまずは捉えるのが良いでしょう。

デシマル表示形式でいえば、デシマル2.0以下は－で表示される、と覚えておくのも便利です。

オッズ・配当例

例（＋）：オッズ+200　×　賭け金100ドル　＝　払戻金300ドル　（賭け金100ドル+利益200ドル）

例（－）：オッズ-200　×　賭け金200ドル　＝　払戻金300ドル　（賭け金200ドル+利益100ドル）

フラクショナル（Fractional）

フラクショナルはイギリスを中心として使われているオッズの表示形式で、分数で表されています。

「分子の金額を得るためには分母の金額を賭ける必要がある」と捉えることができます。

オッズ・配当例

例：オッズ11/5　×　賭け金5ドル　＝　払戻金16ドル

香港（HongKong）

香港式ではデシマルと同じように少数を使って表されるため、見た目上の大きな違いはありません。

ですが、香港式でのオッズになると、払戻金に賭け金が含まれていませんので注意しましょう。

デシマルと同じような捉え方をするならば香港式に1を足せばデシマルと同じ捉え方ができます。

オッズ・配当例

例：オッズ2.0　×　賭け金1万円　＝　払戻金1万円

インドネシア（Indonesia）

インドネシア式はアメリカンと同じようなオッズの表示形式で、100単位から1単位に変わっただけと思って問題ありません。

アメリカンの表示形式を100分の1にしただけなので、アメリカンで慣れていればすぐに使えます。

オッズ・配当例

例：オッズ+2　×　賭け金1万円　＝　払戻金3万円

マレーシア（Malaysia）

マレーシア式も＋と－で表されていますのでアメリカンやインドネシア式と同じ考え方ですが、正負が逆です。

＋の方がオッズは低く、－の方がオッズは高くなりますので間違いやすいポイントです。

オッズ・配当例

例：オッズ0.9　×　賭け金1万円　＝　払戻金1.8万円

アマギ

たくさんあるんですねー！どれを覚えておけばいいんでしょうか？

デシマルが最もスタンダードだから、デシマルだけでOKだよ☆

椿

ブックメーカーのオッズに関する注意点

ここでは、オッズに関する注意点を記載します。

ブックメーカーで遊ぶなら、チェックしておきましょう。

オッズが低い方に賭ければ勝率が上がるわけではない

ブックメーカーで遊べるスポーツベットのオッズは、その数字が確実なものではありません。

オッズが低ければ人気が高く勝つ可能性は高いものの、ブックメーカーが設定した数字である以上、完全に信用するのは間違いです。

ブックメーカーが決めるオッズは、「ブックメーカーにも利益が出るように設定されている」ということを忘れないようにしましょう。

▼ブックメーカーの期待値について

>>ブックメーカーでスポーツベットの期待値を計算する方法！

チームや選手状況など他要素を常にチェックする

オッズはあくまで配当倍率をチェックするものと捉え、どちらが勝つか予想するのはチーム状況や選手状況が重要です。

ブックメーカーが決めるオッズは過去の実績や統計から決められていることが多いため、最新の状況が必ずしも反映されるわけでもありません。

スポーツベットで稼いでいくならば賭けるスポーツを良く知り、オッズに左右されない賭け方がとても重要です。

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ブックメーカーのオッズと公営ギャンブルの比較

ここでは、ブックメーカーと公営ギャンブルの還元率を比較して、どっちが遊びやすいのか確認しましょう。

還元率の比較

ギャンブル名	還元率
ブックメーカー	90％～98％
パチンコ・パチスロ	約70〜90%
競馬・競輪・オートレース	約58.5%
サッカーくじ	約49.6%
宝くじ	約45.7%

ほかのギャンブルとブックメーカーを比較しても、ブックメーカーの還元率が高いといえます。

ブックメーカーが90％以上の高還元率を誇るのは、実店舗をもたないからともいえます。

固定費や人件費分の費用をプレイヤーのベット額から徴収する必要があるパチンコ店はどうしても還元率が低くなります。

ネット上で簡単に遊べるブックメーカーは還元率が高く、初心者にもおすすめです。

オッズが高いブックメーカーおすすめオンラインカジノ一覧

オンラインカジノ名	おすすめスポーツベット	おすすめボーナス
ビーベット（BeeBet）	RIZIN ブレイキングダウン	入金不要ボーナス：30ドル初回入金ボーナス：最大500ドル
遊雅堂	プロ野球プレミアムリーグ	入金不要ボーナス：3,000円初回入金ボーナス：最大10万円
リリベット（LiliBet）	オリンピックバスケットボール	初回入金ボーナス：最大50,000円のボーナス2つ分
ボンズカジノ	全豪オープンメジャーリーグ	初回入金ボーナス：最大3,950ドル
クイーンカジノ	Jリーグ競馬	入金不要ボーナス：88ドル+FS88回初回入金ボーナス：最大7,000ドル+FS100回
カジ旅	バレーボールリーグ・オブ・レジェンド	入金不要ボーナス：40ドル初回入金ボーナス：最大500ドル
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ウィリアムヒル	CS:GO テニス	入金不要ボーナス：30ドル初回入金ボーナス：最大500ドルor最大100ドル
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