何かとマイナスな話題がよく出る6号機界隈ですが、2022年1月頃からパチスロ6.5号機の型式試験申請が開始されました。
気になる6.5号機で何がどうのように変更されたのか、メリットや今後の予測なども一緒に考察していきます。
できるだけ専門用語を省略し、簡単な用語で解説していきます。
ざっくり確認しておけば問題なし
知識あっても勝てないからね
もくじ
6.5号機の変更点
覚えておきたいポイント
- 有利区間内の差枚で+2,400枚が出玉リミットになる
- 有利区間が最大4,000Gに延長になる
この2点が6.5号機の主な変更点になるので確認しておきましょう。
5号機終焉の頃から存在しているややこしい有利区間も、そろそろ慣れてきた頃かと思います。
6号機の主な規制はこの有利区間によるもので、これが緩和されたり新ルールが追加されたりするのが現6号機のトレンドです。
※有利区間についてはこちらで詳しく解説しています。
有利区間とは?
ATやARTが当たりやすい区間
6.5号機の差枚数を解説
6.5号機の変更点で最も重要な、有利区間内の払出し条件が差枚数となった事を解説します。
例えば-900枚の段階でATがスタートした場合、これまでの6号機と6.5号機で、最大出玉枚数がどのように違うのかをスランプグラフで比較してみます。
▼これまでの6号機の獲得枚数
▼6.5号機の獲得枚数
これまでの6号機では、どれだけマイナスしていようが一撃2,400枚を払出すと連チャンは強制的に終了してしまい、有利区間リセットになります。
例の通り、投資が-900枚で獲得2,400枚なので最終的に1,500枚がプラスになっている状態です。
6.5号機の新基準だと、有利区間内に投資した分も込みで、差枚数+2,400枚になるまで獲得できます。
つまり-900枚の時点でATがスタートした場合の一撃最大獲得枚数は3,300枚となります。
プラス差枚からの連チャンについて
こちらのグラフは、
①-900枚
②+1,500枚
③-300枚
この順番で出玉があった状態です。つまり現在差枚数は+300枚の状態となります。
▼6.5号機の場合、ここから連チャンがスタートして獲得できる最大枚数は、2,100枚になります。
同一有利区間内が条件になりますが、プラスの状況だと一撃獲得上限は少なくなります。
どこから連チャンがスタートしても、有利区間内の差枚が+2,400になった段階でリミット到達となり、有利区間リセットです。
専門用語でいうと「MY2,400から差枚2,400」になったという事なのですが、グラフをイメージするとこんな感じに違いが出ます。
デメリットのない緩和ではあるね
ただし、あくまでも最大獲得枚数の話なので注意
6.5号機の有利区間G数を解説
こちらはややこしい話でもないので、リセットされるまでの最大有利区間G数が伸びたよ、というだけ。
これまでの6号機有利区間G数を一覧でまとめます。
機種 | 最大有利区間G数 | 代表的な機種 |
---|---|---|
6.0~6.1号機 | 1,500G | リゼロなど、2021年8月までは6.1号機以内 |
6.2号機 | 3,000G | マジハロTOT、アネモネ、沖ドキ!DUO |
6.5号機 | 4,000G | カバネリ、新鬼武者2、犬夜叉 |
こちらもデメリットのない規制緩和なので、最大有利区間G数が伸びる事で低純増系の機種が増える傾向にあります。
かといって、高純増タイプに制限が出るという事もないので、ゲーム性にバリエーションが出ます。
メリットしかないので素直に喜んでいいでしょう。
そもそも有利区間の存在を喜べない
スマスロの登場
6.5号機から「スマートスロット」と呼ばれる「スマスロ」が登場しました。
スマスロは、メダルが排出されず、内部的にカウントされる仕様になっています。コインをサンドに入れる必要がなく、疲労は幾分か軽減されます。
また、スマスロは、有利区間が無制限となっており、万枚排出のチャンスが格段に上がっています。
万枚をめざすなら、スマスロをがっつりうってみてはいかがでしょうか?
6.5号機の規制緩和によるメリット
メリット1:一撃上限の緩和
リミットがなくなったわけではないですが、6号機規制では初の出玉上限に関する規制緩和です。
上限突破は微増とはいえ、有利区間も延長した事で5号機マイルド系の機種と同じような感覚で遊ぶ事もできるかもしれません。
これまで何度も嘆かれてきた、6号機2,400枚上限ですが、6.5号機では一撃4,000枚程度までは現実的に可能な数値になりそうです。
メリット2:強制終了条件に到達しにくい
6号機が不人気である理由が、強制エンディングの存在です。
出玉のリミットもそうですが、有利区間のG数が短い事で出玉リミットにすら到達しないで強制エンディングになる事もありました。
▼2,000枚すら到達しないエンディングは心が折れる
どちらにしても、強制終了はスロッターの心を簡単に砕きます。我々そんなに強くない。
6.5号機の規制緩和では、G数でも出玉上限でもリミットが遠くなったので、強制終了が少なくなるのはいい緩和だと感じます。
メリット3:ゲーム性が大幅に広がる
これまでの6号機の規制緩和は、有利区間G数の延長程度だったので大きな変化はありませんでした。
今回の6.5号機緩和では、低純増機も高純増機も、またハイブリット型の純増変動系の機種まで広くゲーム性の改良が行われています。
話題の新台は集客面でも効果があり、6号機初期と比べると少しホールに活気が戻ったようにも感じます。
予想もしないゲーム性の登場求む
ひと頃より良くはなってるけどまだまだ辛いね
6.5号機の規制緩和の注意点
注意1:機械割や出玉速度の緩和はない
出玉上限が多少緩和されようと、出玉試験の内容に変更はありません。
▼6号機の出玉試験の内容
試験ゲーム数 | 下限出玉率 | 上限出玉率 |
---|---|---|
400G | 33.3% | 220% |
1,600G | 40% | 150% |
6,000G | 50% | 126% |
17,500G | 60% | 115% |
何万回転もある試験遊技中、どこのゲーム間を切り取ってもこの出玉率内でないと試験に落ちてしまいます。
6号機はこのように出玉の上限も下限もかなり厳しく制限されているので、例え6.5号機で規制緩和があったとしても出玉のテンポ感みたいなものはこれまでと変化はありません。
ピンとこない方もいるかもしれませんが、同一有利区間内で-7,600枚吸い込んでから+差枚2,400出せば一撃万枚みたいな、めちゃくちゃなスペックは出せません。
注意2:規制緩和は同一有利区間内での話
差枚数で出玉のリミットとなった事で、ハイエナが有効と考えるかもしれません。
しかし有利区間がリセットされてしまえば、蓄積されたマイナス分もリセットされる可能性が高いです。
これまで以上に機種ごとの特徴をどれだけ知っているか、という知識の差が大きく勝敗を分ける事になる。
そうなると割を食うのは一般ユーザーになってしまうので、結果ユーザーの二極化が進みそうです。
ゲーム性の広がりは、そういったデメリットも含んでいる事を忘れてはいけません。
みんなが楽しめるスロットを作るのは難しそう
6.5号機のゲーム性
当然今回の目玉である、一撃2,400枚を超える可能性をプッシュした機種が多く排出されています。
一撃上限が差枚数であるという事は、多少吸い込んだ方が出玉は派手に見えます。
そしてこの見た目の派手さは、新規ユーザーの獲得に成功していると言えるかもしれません。
低設定でも稼働があり、吸い込んだだけ派手に出してくれる、そんな機種をホール側は待ち望んでいるはず。
▼はい、GODシリーズですね。間違いないです。
期待されていたGODシリーズですが、6.5号機の規制と非常に相性が悪くすでに多くの店舗では通路となっています。残念です。
ここでホールが設定を入れられるかが、パチスロのターニングポイントになりそうですが、そのためには高額になる新台予算も含めて強烈な回収期がありそうです。
パチスロ勢の皆様お気をつけてください。
早すぎた鉄拳デビル
ヤマサは6号機苦戦してるね
6.5号機以降の規制緩和と今後のパチスロ
5号機時代には、ゼロボと呼ばれる増えないボーナスや、アクセルATという屁理屈で当時の規制を突破するような新技術(?)が登場しました。
6.5号機の差枚上限という規制への抜け道はまだ新たに登場すると予想され、開発と規制のイタチごっこはなくなりません。
今回の内容に入れていませんが、現在6号機はスマートパチスロというメダルレス機が主流になりつつあります。
そのうち完全デジタルなスロットになってしまうのでしょうか?
だったら出玉上限のないカジノスロットでいいですよね。
有利区間ランプの廃止や、そもそもの有利区間撤廃など、打ち手に有利なのか不利になるかわからない規制もあるので、別の機会に解説していきたいと思います。
6.5号機以上のハイスペックのオンラインスロット一覧
オンラインスロット | スペック | 遊べるオンラインカジノ |
---|---|---|
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6.5号機と変更に関する質問
ここでは、6.5号機の変更に関する質問を解説します。
5号機はいつまであった?
5号機は2022年1月31日にすべて撤退となりました。以降はホールに6号機のみ設置されるようになり、6号機時代に入りました。
2018年10月1日から6号機が導入されるようになり、4年程度は6号機と5号機はどちらもホールにある状態です。
6号機の一撃で獲得できる枚数は?
6号機は一撃で、2,400枚程度までゲットできます。
2,400枚を超えるATやARTは、その時点で終了します。2,400枚をゲットした後は、もう一度ATやARTを引き戻す必要があります。万枚を達成するには、4~
5回は2,400枚の達成が必要です。
まとめ
6.5号機規制の内容は出玉上限が差枚2,400枚になった事と、最大有利区間が4,000Gになった2点です。
これまで行ってきた6号機のマイナーチェンジの中では、比較的大きな規制緩和になります。業界としては遊技人口増加を期待したいところでしょう。
メーカーもホールも頑張ってもらいたいところですが、最終的に勝てないスロットは廃れるだけかもしれません。
パチスロだけがスロットの選択肢ではなくなった現代で、6号機がどこまで頑張れるのか、生暖かい目で見守っていきます。
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