控除率(ハウスエッジ)はギャンブルをする人だけではなく、投資などでもよく使われる言葉です。
オンラインカジノで遊べるルーレットにもこの考え方があり、控除率を知っておくことで賭け方にも変化が生まれます。
どういった賭け方が勝ちやすく稼ぎやすいのか、また配当(ハウスオッズ)ごとの控除率はどうなっているのか。
ルーレットで遊ぶときに1つの基準となるような控除率、配当を数字でご紹介していきます。
控除率はどれだけ稼ぎやすいか、損をしやすいかの基準になる数字のことね♪
数字でわかるならどう賭けたらいいか判断しやすいですね!
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もくじ
ルーレットの控除率(ハウスエッジ)とは
控除率はオンラインカジノではもちろんのこと、投資の世界でもよく使われる言葉です。
パチスロや公営ギャンブルなどをプレイする方もよく耳にしますよね。
この控除率とは胴元の利益を示す1つの数字ですが、具体的にどういう意味を持つのか解説します。
ルーレットの控除率とはカジノ側の利益割合
ルーレットの控除率(ハウスエッジ)は、ルーレットで賭けた金額に対して胴元(カジノ側)の利益割合がどれほどか、を示すものです。
つまり控除率が高ければカジノ側が儲けやすくなっており、控除率が低ければカジノ側は儲けにくくなっています。
カジノ側が儲けやすいということはプレイヤーが儲けづらく、カジノ側が儲けづらいということはプレイヤーが儲けやすいということです。
胴元の利益になる割合が一目でハッキリとわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
ルーレットの控除率の計算方法
ルーレットの控除率を計算する方法は、とても簡単です。
▼控除率の計算式
(カバー数 / 全スポット数 ×オッズ形式配当)– (未カバー数 / 全スポット数)× 100 = 控除率
上記の計算式をそれぞれ当てはめていけば、控除率が出てきます。
ではこの計算式に当てはめてそれぞれの控除率をご紹介していきます。
ヨーロピアンルーレットの控除率(ハウスエッジ)
賭け方 | カバー数 | 控除率 |
ストレートベット | 1点 | 2.7% |
スプリットベット | 2点 | |
ストレートベット | 3点 | |
コーナーベット | 4点 | |
フォーナンバーベット | 4点 | |
ダブルストリートベット | 6点 | |
ダズンベット | 12点 | |
コラムベット | 12点 | |
赤・黒賭け | 18点 | |
奇数・偶数賭け | 18点 | |
ハイ・ロー賭け | 18点 |
ヨーロピアンルーレットの控除率は、全11種類の賭け方全てで2.7%です。
どの賭け方でも全て控除率が2.7%なので、好きな賭け方を選ぶと良いでしょう。
あくまで控除率でしかありませんので、勝率は賭け方によって異なることも覚えておきましょう。
控除率の計算式
(カバー数1 / 全スポット37 × オッズ形式配当35倍)– (未カバー数36 / 全スポット37)× 100 = 控除率2.7%
ヨーロピアンルーレットでストレートベットをした場合の控除率計算がこちらです。
▼ヨーロピアンルーレットの詳細はこちら
>>ヨーロピアンルーレットのルール、特徴、オンラインカジノでの遊び方、配当や必勝法を詳しく解説!
アメリカンルーレットの控除率(ハウスエッジ)
賭け方 | カバー数 | 控除率 |
ストレートベット | 1点 | 5.26% |
スプリットベット | 2点 | |
ストレートベット | 3点 | |
コーナーベット | 4点 | |
ファイブナンバーベット | 5点 | |
ダブルストリートベット | 6点 | |
ダズンベット | 12点 | |
コラムベット | 12点 | |
赤・黒賭け | 18点 | |
奇数・偶数賭け | 18点 | |
ハイ・ロー賭け | 18点 |
アメリカンルーレットの控除率は全ての賭け方で5.26%です。
ヨーロピアンルーレットと比べると、0と00があるダブルゼロなので控除率が少し高くなっています。
控除率の計算式
(カバー数1 / 全スポット38 × オッズ形式配当35倍)– (未カバー数37 / 全スポット38)× 100 = 控除率5.26%
アメリカンルーレットでストレートベットをした場合の控除率計算がこちらです。
▼アメリカンルーレットの詳細はこちら
>>アメリカンルーレットのルール、特徴、オンラインカジノでの遊び方、配当や必勝法を詳しく解説!
なるほど。控除率はカジノ側が運営し続けるための手数料の割合みたいなものですね。
そうね。カジノも運営しなきゃいけないから、控除率がゼロになることは基本的にないの。
ルーレットの配当(ハウスオッズ)
配当(ハウスオッズ)はルーレットで賭けた金額に対して、いくらの賞金がでるかという倍率を示しています。
ルーレットで遊ぶならばどの賭け方でどれぐらいの配当が得られるのか、とても重要です。
ルーレットの配当とは賭け金に対する賞金倍率
ルーレットは豊富な賭け方により、配当もまた様々です。いくら賭けたらいくらの賞金がもらえるのか、これを配当という数字で表しています。
配当が高ければ確率は低いものの、一撃で大きく稼げます。逆に配当が低いと当たる確率は高いものの、得られる賞金は少ないのです。
確率上の配当が本来の配当といえる
カジノで遊べるルーレットの配当は「ハウスオッズ」とも言われ、カジノごとに配当が決まっています。
このハウスオッズはルーレットのストレートベットならば36倍に設定されていますが、本来は37倍or38倍の価値があります。
▼ヨーロピアンルーレットのレイアウト
ヨーロピアンルーレットのレイアウトは1-36と0の合計37スポット。ですがストレートベットの配当は36倍です。
ヨーロピアンルーレットならば1/37しか当たらないので本来ならば37倍が妥当です。
▼アメリカンルーレットのレイアウト
アメリカンルーレットのレイアウトは1-36と0と00の合計38スポット。こちらもストレートベットの配当は36倍です。
アメリカンルーレットでストレートベットは1/38しか当たらないので、本来なら38倍が妥当といえますよね。
ヨーロピアンルーレットの配当(ハウスオッズ)
賭け方 | 配当 | 確率上の配当 |
ストレートベット | 36倍 | 37倍 |
スプリットベット | 18倍 | 18.5倍 |
ストレートベット | 12倍 | 12.33倍 |
コーナーベット | 9倍 | 9.25倍 |
フォーナンバーベット | 9倍 | 9.25倍 |
ダブルストリートベット | 6倍 | 6.17倍 |
ダズンベット | 3倍 | 3.08倍 |
コラムベット | 3倍 | 3.08倍 |
赤・黒賭け | 2倍 | 2.06倍 |
奇数・偶数賭け | 2倍 | 2.06倍 |
ハイ・ロー賭け | 2倍 | 2.06倍 |
ヨーロピアンルーレットの配当をまとめると、それぞれの賭け方で2倍~36倍の配当となっています。
仮にストレートベットを確率上の妥当な配当に直すと2.06倍~37倍となっていることがわかります。
アメリカンルーレットの配当(ハウスオッズ)
賭け方 | 配当 | 確率上の配当 |
ストレートベット | 36倍 | 38倍 |
スプリットベット | 18倍 | 19倍 |
ストレートベット | 12倍 | 12.67倍 |
コーナーベット | 9倍 | 9.5倍 |
ファイブナンバーベット | 7倍 | 7.6倍 |
ダブルストリートベット | 6倍 | 6.33倍 |
ダズンベット | 3倍 | 3.17倍 |
コラムベット | 3倍 | 3.17倍 |
赤・黒賭け | 2倍 | 2.11倍 |
奇数・偶数賭け | 2倍 | 2.11倍 |
ハイ・ロー賭け | 2倍 | 2.11倍 |
アメリカンルーレットの配当も同じく2倍~36倍です。唯一異なるのは、アメリカンルーレット専用のファイブナンバーベットぐらいです。
確率上の妥当な配当に直すと2.11倍~38倍になっています。
配当は当たればいくらもらえるか一目でわかるから覚えておくと便利だよ☆
ヨーロピアンとアメリカンでほとんど配当が変わらないから覚えやすいですね!
ルーレットの配当別控除率
ルーレットの配当と控除率をそれぞれの賭け方でまとめたものをご紹介します。
ヨーロピアンルーレットの配当別控除率
賭け方 | 配当 | 控除率 | 勝率 |
ストレートベット | 36倍 | 2.7% | 2.70% |
スプリットベット | 18倍 | 5.40% | |
ストレートベット | 12倍 | 8.10% | |
コーナーベット | 9倍 | 10.81% | |
フォーナンバーベット | 9倍 | 10.81% | |
ダブルストリートベット | 6倍 | 16.22% | |
ダズンベット | 3倍 | 32.43% | |
コラムベット | 3倍 | 32.43% | |
赤・黒賭け | 2倍 | 48.65% | |
奇数・偶数賭け | 2倍 | 48.65% | |
ハイ・ロー賭け | 2倍 | 48.65% |
賭け方によって配当は大きく異なりますが、控除率は一定で2.7%となっています。
ただしカバーできている数が異なっているため、勝率も異なっていることがわかります。
どの賭け方を行ってもプレイヤーが得られる利益と、カジノ側が得られる利益は同じだということですね。
アメリカンルーレットの配当別控除率
賭け方 | 配当 | 控除率 | 勝率 |
ストレートベット | 36倍 | 5.26% | 2.63% |
スプリットベット | 18倍 | 5.26% | |
ストレートベット | 12倍 | 7.89% | |
コーナーベット | 9倍 | 10.53% | |
ファイブナンバーベット | 7倍 | 13.16% | |
ダブルストリートベット | 6倍 | 15.79% | |
ダズンベット | 3倍 | 31.58% | |
コラムベット | 3倍 | 31.58% | |
赤・黒賭け | 2倍 | 47.37% | |
奇数・偶数賭け | 2倍 | 47.37% | |
ハイ・ロー賭け | 2倍 | 47.37% |
アメリカンルーレットも基本的にヨーロピアンルーレットと同じような配当と控除率の関係です。
どの賭け方でも控除率は5.26%で一定。対して、勝率は全く異なっていることがわかります。
このように配当がいくら違えど、プレイヤー、カジノの得られる利益の割合を表す控除率は基本的に変わらないのです。
配当が違っても控除率が変わらないっていうのは驚きですね!
うん、だから配当を重視するのか控除率を重視するのかって考える必要はないってことだね!
オンラインカジノゲームとルーレットの控除率比較
オンラインカジノで遊べる代表的なカジノゲームの控除率はこちらです。
ルーレットはバカラやブラックジャックと比べると、控除率が高めに見えるかもしれませんが、これはアメリカンルーレットの影響です。
ダブルゼロを有するアメリカンルーレットの控除率は5.26%なので、これを除けば1%前後にもなっています。
ブラックジャックはカウンティングやベーシックストラテジーを使うことで期待値が102%まで上がるゲームなので、控除率もかなり低めです。
控除率の低いヨーロピアンルーレットが無難
ルーレットを配当や控除率の観点から選ぶならば、ヨーロピアンルーレットを選択するのが良いでしょう。
アメリカンルーレットはランドカジノなどで主流ですが、オンラインカジノで主流のヨーロピアンルーレットが最も稼ぎやすいです。
また、全く同じレイアウトで同じ控除率のフレンチルーレットでも構いません。
▼ヨーロピアンルーレットの詳細はこちら
>>ヨーロピアンルーレットのルール、特徴、オンラインカジノでの遊び方、配当や必勝法を詳しく解説!
オンラインカジノならゴールドフレンチルーレットもおすすめ!
ライブカジノで最も控除率が低いルーレットは、ゴールドフレンチルーレットです。
ゴールドフレンチルーレットはフレンチルーレット特有のラパルタージュルールにより控除率が1.35%にまで低くなっています。
ボールが0に落ちた場合でも賭け金の半分が返金されるルールなので、有効活用すると良いでしょう!
▼ゴールドフレンチルーレットの詳細はこちら
>>ゴールドフレンチルーレットのルール、特徴、オンラインカジノでの遊び方、配当、必勝法などについて詳しく解説!
ルーレットは控除率が他ゲームより低くても、勝率を上げるルーレット専用必勝法がたくさんあるから初心者にも人気なの♪
まとめ
ルーレットは決してずば抜けた控除率の低さはありませんが、種類やルールによって控除率も変わってきます。
さらに他ゲームよりも配当が多彩なので、ルーレット必勝法などを使って賭け方を工夫すれば一気に勝率を上げられるのも大きな特徴。
控除率はあくまでカジノ側の利益になる部分で、どんな賭け方をしても変わらないため、高配当や高勝率を狙っていくのがベストでしょう。
控除率の低いルーレットを選び、稼ぎやすさを優先してプレイするのがとてもおすすめですよ!
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