「テキサスホールデムよりオマハポーカーの方が楽しそう」「オマハポーカーがやりたいけど未経験でルールが分からない」って言う人が多いのではないでしょうか?
ルールが難しそうだから始めるのに躊躇してしまう人も多いですよね。
今回はオマハポーカーのルールやテキサスホールデムの違いも分かりやすく説明していくよ☆
オマハポーカーは4枚のハンドと5枚のコミュニティカードを使い役を競うフロップ系のポーカーです。
役作りの幅が広く戦略の組み立て方は無限大。
ルールが奥深く、ハマるとテキサスホールデムより楽しいというプレイヤーもたくさんいます。
トナーメントでも人気の種目なので、ポーカー好きなら遊ぶ機会もあるでしょう。
ポーカーを初めてみたい、ポーカーに興味がある、ポーカーファンの人ならオマハポーカーのルール・遊び方を覚えていても損はありません。
オマハポーカーやテキサスホールデムでネット対戦ができるポーカー特化型のオンラインカジノも5選紹介していきます。
もくじ
オマハポーカーとは?
オハマパーカーとは4枚のホールカードと各プレイヤー全員で共通して使える5枚のコミュニティカードを駆使して役の強さを競い合います。
カジノで世界的主流になっているテキサスホールデムから派生したフロップ系ポーカーゲームの一種です。
ボードに3枚配られる各プレイヤー共通カードのことをフロップと呼びます。
プリフロップ・ラウンドからリバー・ラウンドまで最大4回のベッティングラウンドが設けられており、コミュニティカードの様子を見ながらベットしていくのが、フロップ系ポーカーゲームの特徴です。
プレイヤーが勝てばポットに溜まったチップを獲得できます。
オマハポーカーから派生した様々なバリエーションがありますが、最もオーソドックスなのは以下の2種類でしょう。
オマハポーカーの種類
- オマハ・ハイ:5枚のカードの内最も高いハンドでポットを取れるが、プリフロップでオールインは取れない。オマハポーカーの中で一番オーソドックスなゲーム。
- オマハ・ハイロー:エイトオアベターのルールが適用されているゲーム。最も強い役(ハイハンド)と最も弱い役(ローハンド)を作ったプレイヤーがポットを獲得できるのが特徴。最弱のハンドと最強のハンドで勝つとポットを全て獲得できる。1つだけだと半分のポットしか獲得できない。
また、ベッティング方法も様々なバリエーションがあります。
オマハポーカーのベッティングオプションの種類
- ポットリミットオハマ:ミニマムベットはビッグブラインドと同額。最大ベット額は場に出ているポットの上限額までレイズが可能。
- ノーリミットオハマ:ベッティング最中に好きなだけベットやレイズができる。ミニマムベット額はビッグブラインドと同額だが、最大レイズ額は手持ちのチップ全額。
- 固定リミットオハマ:あらかじめ決められた金額内でしかベットできない。各プレイヤーはベッティングラウンドごとに、最大4回までベットできる。
一般的にポーカーといえば、手札がそれぞれのプレイヤーに5枚配られ、そこから数枚を交換して勝負をする「ドローポーカー」という形式の「ファイブカードドロー」というゲームがイメージされるでしょう。
対してオマハポーカーは、カードを引くのではなく、配られたカードと場に公開されているカードを組み合わせて役を作る「フロップポーカー」の一種に分類されます。
フロップポーカーにはオマハポーカーとテキサスホールデムの2種類がありますが、大きな違いはハンド数です。
テキサスホールデムのハンド数が2枚に対して、オマハポーカーはハンド数4枚を使って役を作れるのが特徴です。
合計5枚のカードを使って役作りをするルールがオマハポーカーの面白さを引き立たせている要因です。
項目 | オマハポーカー | テキサスホールデム |
---|---|---|
プレイヤー人数 | 2人~10名 | 2人~10名 |
対戦相手 | 自分VS各プレイヤー | 自分VSディーラー |
カード枚数 | 52枚 | 52枚 |
ハンド数 | 4枚 | 2枚 |
コミュニティカード | 5枚 | 5枚 |
役の組み合わせ | ホールカード4枚の内2枚+コミュニティカード5枚の内3枚を使う | ホールカード2枚+コミュニティカード5枚、合計7枚の内5枚で役を作る |
勝利条件 | ローボールゲームが適用できる(8 or better) | 高い数字が勝つ |
難易度 | 難しい | 簡単 |
ホールカード
ホールカードは最初に各プレイヤーに4枚ずつ配られるハンドを指します。他のプレイヤーは見ることができません。
ホールカードでは4枚の内2枚のカードを必ず使わなければいけません。2枚使えばハイカードのキッカーでも大丈夫です。
オマハポーカーでは5枚場に出ているコミュニティカード3枚とホールカード2枚を組み合わせて役を作ります。
コミュニティカード
コミュニティカードは中央のボードに5枚公開されているカードのことを指します。
各プレイヤー全員が共有できるカードです。
ベッティングラウンドが進むと、プリフロップ・ラウンドから0枚→3枚→4枚→5枚まで出揃い、リバー・ラウンドで最終的に5枚が配られます。
ただし、5枚のコミュニティカードは全て使えません。
各プレイヤーは、コミュニティカードに公開されている5枚の内3枚を選択し、手札のホールカード4枚の内2枚を選択して役を作ります。
たとえば、画像のようにコミュニティカードが「6・5・3・Q・10」で、ホールカードが「A・J・K・3」だった場合、「3」のワンペアの役が作れます。
もし、ホールカードが「7・9・J・8」のパターンでは4枚すべてを使って「7・8・9・10・J」のストレートが作れると思いがちですが、ホールカードが2枚しか使えない制約があるため、ストレートが成立しません。
オマハポーカーのゲームの流れを解説
オマハポーカーでは全部で9ステップの手順を踏みゲームが開始されます。
特に重要な手順はプリフロップ・ラウンドの⑤~⑧のリバーラウンドまでを覚えておくとよいでしょう。
この4つの手順はまとめてベッティングラウンドと呼び、各プレイヤーの勝負が成立するか否かに関する重要な手順です。
しかし、それほど難しくはなく、⑤~⑧の手順を繰り返して、最終的にチップがポットに集まります。
最後に手役を公開して勝負するというのがオマハポーカーの一連の流れです。
こちらではオマハポーカーの遊び方の一連の手順を解説していきます。
遊び方の手順①:席に座る
オマハポーカーでは席決めについて特定のルールがありません。
中央にゲーム進行をするディーラーが座り、円卓を囲むように各プレイヤーが各々と自由に席に座ってください。
プレイヤー人数は通常2人~10人まで。
ディーラーはチップを計算したりカードを配ったりする役で、プレイヤーと直接対決することはありません。
カジノのポーカーといえばディーラーと勝負する、というイメージがあるかもしれませんが、オマハポーカーでのディーラーの役割はゲームを進行するだけです。
基本的に椅子に座った「自分VS各プレイヤー」の図式でチップのやり取りをするのがオマハポーカーのルールです。
仮に画像のような人数でオマハポーカーをプレイする場合、プレイヤー2~6までの合計5人での勝負を行うことになります。
遊び方の手順②:ディーラーボタンを置く
席に付いたら、最初にやることはディーラーボタン(BTN)を置いてポジションを決めなければいけません。
ディーラーボタンが置かれたプレイヤーが一番最後にアクションを行えます。
ディーラーボタンを置く場所の決め方は、ゲーム進行役のディーラーの役目です。
まず、ディーラーが各プレイヤーにカードを一枚ずつ配ります。
そして、配られたカードの中から一番強い数字のカードを持つ人がディーラーで、ゲームのアクションを最後にする人となります。
カードが配られてプレイヤー同士数字が被った場合はスート(絵柄)で強さ順が決まるので覚えておいてください。
スーツの強さ順
♤>♡>♢>♧
オマハポーカーは最後にアクションを行う方が有利とされているため、ディーラーは最も優位性の高いポジションといえます。
相手の表情や仕草をぎりぎりまで観察できるので、より優位に戦略を立てられるでしょう。
※ただし、ポーカーの役の強さに関しては、ディーラーを決める際に使用されるスーツの強さは関係ありません。
遊び方の手順③:ブラインド
テキサスホールデムと同じくオマハポーカーもテーブルごとに決められた金額を最初にベットするブラインドと呼ばれるルールがあります。
SBとBBの席に座っているプレイヤーが最初に強制ベッティングしなければいけません。
いわゆる、強制参加費です
以下はSBとBBの意味です。
名前 | 意味 | 席の位置 |
---|---|---|
SB(スモールブラインド) | ブラインドで定められた強制ベットの席に座っているプレイヤー | ディーラーボタンが置かれたプレイヤーから左隣 |
BB(ビッグブラインド) | SBの倍額のベットを支払う席に座っているプレイヤー | SBの左隣に「BB」の席が配置 |
ディーラーボタンが置かれたプレイヤーから左隣に「SB」の席が、SBの左隣に「BB」の席が配置され、BBはSBの2倍のベットを賭けます。
SBのプレイヤーはテーブルごとに定められた金額を支払い、SBは倍の金額を払うのが基本です。
たとえば、BBが50チップを賭けた場合、SBは100チップを張る必要があるということです。
ただし、倍額でないテーブルもあります。
SBとBBが張った金額に対して各プレイヤーが、レイズ・コール・フォルドを選択していく流れになるというわけです。
この強制的にベットされることをオマハポーカーではブラインド(強制ベット)と呼んでいます。
遊び方の手順④:カードを配る
強制ベットが済むとディーラーからカードが各プレイヤーに配られます。
SBの席に座っている人から時計周りに1枚ずつ配り、合計2週して各プレイヤーへ4枚ずつになるよう配ります。
ディーラーボタンが置かれている人が一番最後にカードが配られる人です。
合計4枚配られたカード全てが各プレイヤーのホールカードの枚数となります。
カードを配り終えたらいよいよベッティングアクションです。
このラウンドでは、まだコミュニティカードは公開されていませんので、どの組み合わせが使えるのかは判断できません。
オマハポーカーでは、配られた4枚のホールカードの内2枚を選んで使用します。
遊び方の手順⑤:プリフロップ・ラウンド
プリフロップ・ラウンドはコミュニティカード0枚、ホールカード4枚で最初のベットを開始する第一ラウンドです。
このラウンドでは、SB・BBのプレイヤーはブラインドの時点で既にベットを完了しています。
BBの席から見て左隣のUTG(アンダー・ザ・ガン)と呼ばれるプレイヤーから最初にベッティングアクションをしなければいけません。
UTGから時計回りに各プレイヤーがベットしていき、最後にディーラーのベットで1週が終了します。
もし途中にレイズで賭け金を上げてきたプレイヤーがおり、全てのベッティングが同額にならないともう一周繰り返します。
1週後、ブラインドで強制ベットされたSBとBBもベッティングアクションを取ることも可能です。
フォールドをして降りたプレイヤー以外が同額になると、各プレイヤーのチップ全てを中央の一か所に集めましょう。
中央に集められたチップを「ポット(POT)」と呼びます。
最終的に勝利したプレイヤーが、ポットに溜まったチップを総取りできるというわけです。
これで、プリフロップ・ラウンドの一連の流れが終了します。
ベットアクション
各ベッティングラウンドにおいてプレイヤーは役を判断して、コール、レイズ、フォルド、チェックのいずれかのアクションを取らなければいけません。
プリフロップ・ラウンドから取れるアクションを確認しましょう
ベッティングアクション | 説明 |
---|---|
ベット | チップを賭ける行為 |
コール | 直前のプレイヤーが賭けた金額の同額をベットし勝負すること |
レイズ | 直前のプレイヤーが賭けた倍額をベットして賭け金を上乗せすること |
リレイズ | そのラウンドの2週目以降でレイズをすること。直前のレイズ額よりさらにチップを上乗せするアクション。「ベット→レイズ→リレイズ」と賭け金を上げられる。 |
オールイン | 手持ちのチップを全額ベットするアクションで、ブラフ戦略の1つ。また、手持ちのチップが足りずベットもレイズもできない時に、オールインで全額賭けることで勝負に参加できる。オマハ/ハイではプリフロップでオールインはできない。 |
フォールド | 賭けずに勝負を降りるアクション。今まで張ったチップは全額没収される。 |
プリフロップ・ラウンドでは、既にブラインドでSBとBBがベットしたチップがテーブルにあります。
よって、他のプレイヤーはチェックを選択することはできない点に注意しましょう。
SBまで誰もレイズしておらず、SBがコールすれば全員同額を賭けたことになります。
ただ、その場合でもBBはオプションでアクションを起こす機会が与えられていますので、同額をベットしているためコール以外のレイズかチェックを選択できます。
1周する間にレイズするプレイヤーが一人でもいれば、そのプレイヤーを起点として再度一周することになりますが、レイズの上限については決められていることもありますのでしっかりチェックしましょう。
遊び方の手順⑥:フロップ・ラウンド
プリフロップ・ラウンドが終了すると、テーブルの中央のボードに3枚続けてコミュニティーカードが表向きで置かれます。
各プレイヤーで共有される3枚カードのことを「フロップ」と呼びます。
フロップ・ラウンドではホールカード2枚とコミュニティーカード3枚のカードで、初めてハンド(役)ができているかをチェックできます。
フロップとホールカードをチェックしたうえで、「ベットをするか」「フォルドでゲームを降りるか」「レイズで掛け金を上げるか」「チェックでパスするか」を判断しましょう。
手札のホールカード4枚、コミュニティカード3枚の合計7枚のカードで役を作れるため、自分の役が強いかどうかの判断材料が揃い、フロップ・ラウンドの時点で勝負が付くこともありえるでしょう。
たとえば、ブラフで大きくレイズして賭け金を上げその結果、他のプレイヤーが全員フォルドで降りれば、その時点で残ったプレイヤーが勝利します。
また、フロップ・ラウンドではSBとBBの強制ベットがないラウンドのため、SBのチェックが可能です。
SBの席に座っているプレイヤーから時計回りにベットアクションをし、全員チェックが成立すると勝負が成立します。
ただし、一人でも追加ベットをするプレイヤーがいた場合、それ以降のプレイヤーはチェックができません。
全員チェックが成立するか、レイズするプレイヤーがおらず同額のベットが成立するかで次のラウンドに移行できます。
最終的にベットされた額が再びポットに集められます。
遊び方の手順⑦:ターン・ラウンド
ターン・ランドはコミュニティカードを1枚だけボードに追加する第3回のベットラウンドです。
この1枚追加されるコミュニティーカードを「ターン」とよびます。
合計4枚で役を作れるか、勝負できるかを判断しましょう。
ターン・ラウンドのベットアクションはフリップラウンドと全く同じ手順を繰り返すだけです。
このターン終了後、ベットされたチップはポットへと集められます。
遊び方の手順⑧:リバー・ラウンド
ターン・ラウンドが終了するとリバー・ラウンドに移行します。
リバー・ラウンドはさらに1枚カードを追加し、5枚目のコミュニティカードがボードに表向きで配られる最終ラウンドです。
ホールカード4枚中2枚を選び、コミュニティカードが5枚中3枚を選んで最終的な役を完成させましょう。
この時点ではまだ、ホールカードは伏せたままです。
カードを追加された後はプリフロップ・ラウンドと同じ手順を繰り返し、ベットアクションを行います。
遊び方の手順⑨:ショーダウン
リバー・ラウンドが終わるといよいよホールカードをオープンしましょう。
各プレイヤーと役の強さを勝負し、どのプレイヤーが一番強いのかがショーダウンのラウンドで決定します。
ここで一番強い役を作ったプレイヤーがポットに溜まったチップを総取りできます。
オマハポーカーにおいて一番脳汁が出る瞬間です。
役の強さが被った場合、勝負のやり直しはしません。
「チョップ」と呼ばれる引き分けになり、人数分で山分けします。
一連の勝負が付いたらディーラーボタンを左隣に移動して、次のゲームが開始されます。
以上がオマハポーカーの一連の流れになります。
流れを見ると分かる通り、オマハポーカーではゲーム中に自分の手札、つまりホールカードを山札から交換するといった手順はありません。
フロップ・ターン・リバーと3回に分けて公開されるコミュニティカードをチェックして、勝負に乗るか降りるかを決めるのがプレイヤーの取る選択です。
言い換えれば、ホールカードが配られコミュニティカードが場に出そろった時点でハンドの強さは既に決まっていることになります。
そのため、各プレイヤー同士の読み合いや駆け引きによって勝負に出るか、それとも降りるのかを選ばせるのが醍醐味の1つです。
オマハポーカーの賭け方
ポーカーのルールでは各プレイヤーのチップが同額で出揃い、勝負する意思が成立することで、次のラウンドに移行できます。
では役が強くてどうしても勝負したいのに、手持ちベットがないプレイヤーは勝負できないのでしょうか?
そこで使える便利なアクションが「オールイン」です。
こちらではオマハポーカーの賭け方の一つであるオールインと、オールインのチップ計算で役に立つサイドポットについて紹介していきます。
オールイン
もし役が強くてどうしても勝負したいのにチップが足りない場合は「オールイン」を宣言しましょう。
オールインと宣言することで手持ちのチップを全額賭けて勝負し続けられるからです。
ただし、オールインは全額ベットする行為なので、その後のラウンドではベットもコールもできません。
ショーダウンまで成り行きを見送ります。また、オールインで一番強い役を出して勝利してもポットに溜まったチップは全額総取りできません。
オールインは他のプレイヤーより低い金額で賭けられるため、不公平感がないようオールインで賭けた金額分だけが勝利金として獲得できます。
では、どんなタイミングでオールインを仕掛けるべきかというと、自分の手札が強く勝率が高いと確信できた時です。
例としてプリフロップ・ラウンドのタイミングで考えると、ハンドに「AA、KK、AK、QQ」などの強いカードが来たときはオールインをするタイミングといえます。
画像のように、手札に「AA」があり、コミュニティカードにも「A」があるなら、他のカードとの組み合わせでフルハウスを成立させられます。
役の強さ、勝率共に高いため、仮にそれまでのゲームで優位に立てていなかったとしても、一気逆転を狙えます。
「コールには500$が必要で、手持ちは400$。けれどハンドの強さに自身があるから勝負をしたい…」
こういったシーンならば、オールインを利用して勝負に参加できるのです。
サイドポット
複数のプレイヤーがオールインした際はチップの計算と管理が困難です。
溜まったチップは「メインポット」と「サイドポット」に分けて、チップの管理を楽にするポーカーのルールです。
たとえば、3人がゲームに参加していたとして、その内2人が以下の金額でオールインしました。
オールイン
- Aさん:300$でベット
- Bさん:150$でオールイン
- Cさん:200$でオールイン
すると、一番低額でオールインしたBさんの150$をベースに、AさんとCさんのチップ合計を足した額もメインポットに、一度入れます。
メインポットの合計
150×3=750$
この時点でAさんのベット額が150$、Bさんが0、Cさんが50$余ってしまいました。
この余ったチップを今度はオールインしたCさんの額をベースにサイドポットに入れるわけです。
サイドポット
- Aさん:50$
- Bさん:0
- Cさん:50$
Aさんの残った100$はこの試合では使用できず、そのまま返還されます。
AさんかCさんが勝てば、メインポット・サイドポットの両方を総取りできます。
しかし、Bさんが勝てばサイドポットにチップを置いていないので、メインポットのみを獲得できるというわけです。
オマハポーカーでハンドレンジ(役)の強さ一覧
オマハポーカーはテキサスホールデムと役の強さはほとんど変わりません。
通常のポーカーと同じく9つのハンドがあり、下へ行くほど強い役となります。
ハンドが被った場合、より強いカードを持っている側が勝ちとなります。
カードごとの強さの順番は以下の通りです。
カードごとの強さ順
(強い)A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2(弱い)
ホールカード4枚とコミュニティーカード5枚を使うため、普通のポーカーと役の作り方の勝手が若干違います。
重要なのはフラッシュ・ストレート・フルハウスの役です。
こちらではオマハポーカーで狙える役一覧を確認しておきましょう。
役の名前 | 役の説明 | 役の例 |
---|---|---|
ハイカード | 何の役も成立していないカード。プレイヤー同士数字が被った場合、数字がより強い方が勝つ。10よりJ、JよりQがハイカード。ホールカード2枚でハイカードの強さを競う | コミュニティカード:A・5・8・Q・10 ホールカード:6・7・3・J |
ワンペア | 同じ数字のカードを組み合わせた役。 | 「A・A・4・6・8」 |
ツーペア | ワンペアを二組揃えた役。 | 「A・A・J・J・9」 |
スリーカード | 同じ数字のカード3枚を揃えた役。 | 「K・K・K・9・4」 |
ストレート | スートは関係なく5枚のカードで「4・5・6・7・8」と連番になった役。「K→A→2→3→4」は役として認められないので注意。 | 「4・5・6・7・8」 |
フラッシュ | スート(絵柄)が5枚とも全て同じ組み合わせの役。フラッシュ同士の対決では、より強いカードを持っている方が勝利し、一番強いカード順で競う。ホールカードの中で必ず2枚のスーツが必要。 | 「♡3・♡2・♡Q・♡6・♡9」 |
フルハウス | ワンペア一組とスリーカード一組を組み合わせた役。同じフルハウス同士の場合スリーカードの強い方が勝利。 | 「A・A・J・J・J」 |
フォーカード | 同じ数字のカードが4枚揃った役。同じフォーカードの場合、残りの1枚の数字が大きい方が勝利します。 | 「A・A・A・A・5」 |
ストレートフラッシュ | ストレートとフラッシュを同時に揃えた際に成立する役。オマハポーカーでは事実上最強の役。 ストレートフラッシュ同士の場合連番の最後の数字が大きい方が勝利。 | 「♡4・♡5・♡6・♡7・♡8」 |
ロイヤルストレートフラッシュの扱い
一般的なポーカーにおけるもっとも強いハンドであるロイヤルストレートフラッシュ「10・J・Q・K・A」はストレートフラッシュと同じ強さの扱いです。
オマハポーカーで勝つコツ・戦略を解説
オマハポーカーはまだまだマイナーで、遊んだことのない初心者が多いポーカーです。
上手なプレイヤーは目を光らせて猪突猛進な「フィッシュ(カモ)」を探しています。
自分がプロの餌にならないよう最低限の攻略法は使いこなしましょう。
こちらではオマハポーカーで使える攻略法を紹介していきます。
役の作り方に慣れる
オマハポーカーは4枚の内2枚のホールカードと、5枚の内3枚のコミュニティーカードを組み合わせなければいけないので、選択肢が無数にあります。
さらに、ホールカード4枚から2枚を必ず使わなければならない制約があり、1枚だけ使ったり3枚だけを使ったりするアクションを取れません。
テキサスホールデムより役の作り方で勘違いしやすいのが難点です。
よく混乱するのはフラッシュとフルハウスのミスパターンでしょう。
フラッシュのミスパターン
ホールカード:♧6・♡7・♢J・♤A
コミュニティカード:♢A・♢10・♧A・♢4・♢8
一見「♢J」を使ってフラッシュが作れると思いがちです。
しかし、ホールカードは2枚使わなければいけない制約があるので実際は、「A」のスリーカードとハイカードの「J」になります。
フルハウスのミスパターン
ホールカード:♧A・♤A・♢10・♧J
コミュニティカード:♧10・♤10・♡9・♤9・♧Q
この役は一見「10」と「A」のフルハウスが作れると思いがちです。
フラッシュのミスパターンと同じく、ダイヤの10を一枚持っているだけでフルハウスは作れません。
ホールカードにもう一枚9、もしくはQがあればフルハウスが完成します。
このように役を覚えるには少々ややこしいので最初に無料で遊べるアプリを活用して役の作り方に慣れましょう。
ポジション・人数を意識する
オマハポーカーでは席を決める前から勝負は始まっています。
一番有利なのがディーラーです。
席に座るポジションが後になるほど、相手の表情や仕草を観察できるだけではなく、手役を考える時間が与えられるからです。
たとえば、最初の人のコールと最後の人のコールでは、判断材料が全く異なります。
前のプレイヤーが何故このタイミングでそのアクションをしたか考えるようにしましょう。
また、参加プレイヤーの人数も意識してください。
人数が多いほどトランプの枚数が多く使われるため、自分よりも強い役が作られている可能性が高いのです。
参加人数によってベットアクションにも変化を持たせるとよいでしょう。
時にはブラフを使う
最終のベッティングラウンドで、いい手役が作れなかったときはフォールドするかないのでしょうか。
そこで使えるテクニックがブラフをかまして相手をフォールドさせる戦術です。
たとえば、相手のチップに合わせて様子を見てたけど、結局自分の手役がワンペアしか作れなかったとしましょう。
最終のベッティングラウンドに持ち込み、いきなりレイズやオールインを促して大きくベットすると敵は何を思うでしょうか。
「ここで大きく勝負するということはフルハウス以上の強い役が揃ったのか」と思うはずです。
フルハウス以上だと思わせてしまえば、たとえ敵がスリーカード以上を持っていたとしても、中々大きな勝負には出られません。
手持ちチップの少ない人にとっては強い役が入っていない・大切な場面ではない限り、フォールドで勝負を降りる可能性の方が高いでしょう。
弱いハンドを強いハンドに見せかけられるのがブラフの効果です。
ただし必要以上にブラフを使いすぎると、相手がビビらなくなるため逆効果になります。
流れを変えたいここぞという場面のときにブラフを使用するとよいでしょう。
攻略法を駆使して立ち回る
オンラインカジノでは、オマハポーカー・テキサスホールデム・7スタッドポーカーでも、このモンテカルロ法の攻略法が有効です。
特殊なベッティング戦略によってモナコ公国にあるモンテカルロのカジノがプロギャンブラーによって破産させせられた都市伝説があるぐらい強力な攻略法です。
モンテカルロ法のやり方を解説していきます。
モンテカルロ法の手順
- 紙とペンを用意して「1、2、3」と数列を書く
- 最初に書いた数字と最後に書いた数字を合わせる
- 1回目は「1 + 3 = 4」の4$がベット金額になる
もし4$で負けた場合は3の後に4を付け加えて「1、2、3、4」とし、手順3の「1 + 4 = 5」と同じ計算をします。
そして再び5$でベットしましょう。
勝利して配当が2倍に増えたら数列の端にある「1」と「4」を消し、残った数字の「2 + 3 = 5」である5$を次回の勝負でベットします。
負けた場合は「2、3、5」の5を付けたし、「2 + 5 = 7」の7$をベットしましょう。
配当を得られた場合数列の端にある「2と5」を消すので、3しか残りません。
ここでモンテカルロ法は終了します。
通常のカジノでは紙に書いたり、攻略法を使っていたことがバレると咎められ、最悪出禁を食らいます。
オンラインカジノでは攻略法が有効なことがあるため、紙に書きながら実践するとよいでしょう。
大負けしない戦い方をする
ポーカーの初心者はフォールドするのがダサいと思いがちです。
ハンドが弱い役でも次のベッティングラウンドで良い役が来ると思い込み突っ走る傾向にあります。
勝てないと判断すれば意地を張らず勝負を降りましょう。
プロのギャンブラーでもオマハポーカーのハンドで勝利する確率は30%と低いようです。
残りの70%はフォールドして勝負を降ります。
良いハンドが来たなら勝負をし、勝てないハンドが来たなら勝負を降りる、引き際を見極めて大負けしない戦い方をしましょう。
オマハポーカーが遊べるオンラインカジノ一覧
オマハポーカーはテキサスホールデムに比べてまだまだマイナーなポーカーです。
カジノゲームも遊べる代表的なオンラインカジノではほとんど配信されていません。
こちらではオンライン対戦ができるポーカーアプリに特化したオンラインカジノを5選紹介していきます。
大型のポーカートーナメントに参加できるポーカーアプリばかりです。
ポーカーアプリ一覧 | 稼ぎやすさ | 日本語対応 | 特徴 | 入金ボーナス |
---|---|---|---|---|
〇 還元率は高く稼ぎやすいが、出金限度額がある。 | 〇 | 日本で一番知名度の高い代表的なオンラインカジノ。3000種類ものカジノゲームが遊べる。ボーナスが豊富で遊びやすい。 | ・200%(最大500$)のボーナス ・ゴールデンチケット150FS($30相当)の入金不要ボーナス | |
PokerStars | △ 毎日1000以上のポーカートーナメントが開催されている。プロが多いため、実力を試せる。 | ◎ | 2001年からサイトを運営している老舗のオンラインポーカー。同時接続数が最大22万人を突破し、ギネスにも認定された実績もある。 | ・最大600$の100%ボーナス |
GGPoker | ◎ 初心者が多く稼ぎやすい。 | ◎ | 世界でも有名なWSPOのポーカートーナメントが開催された。トーナメントやポーカーゲームの種類も豊富。初心者から上級者まで楽しめる。 | ・初回入金時60日以内なら2倍のボーナスが受け取れる(500$入金なら最大1000$) ・20$の入金で100$相当のSPIN&Goldチケットが貰える |
WPTGlobal | ◎ 運営開始からまだ日が浅いのか、プレイヤーのポーカーレベルが低く勝ちやすい。 | ◎ | 2022年に運営を開始したオンラインポーカーアプリ。応酬の3大ポーカートーナメントの一つWPTにライブで参加できる。 | ・初回入金で最大400回分のフリースピンが貰える ・20$以上の入金でWPTトーナメントに参加できる無料チケットを獲得できる |
KKPoker | 〇 プロと初心者とのバランスが良い。 | 〇 | 世界中で対戦できるオンラインポーカーのスマホ特化型アプリ。著名なプロポーカープレイヤーも遊んでいる。ポーカーゲーム数は90以上。 | ・20$以上を入金することで100%マッチボーナスが獲得できる |