オンラインカジノの運営には国や企業、第三者機関などが相互に連携しあい適正な運営が行われる環境を作っています。
安心して利用できるオンラインカジノには、運営する企業そのものの資金力や運営力も必要ですが、それ以上にギャンブルが公正に行われているのかが重要です。
また、企業の資金力や運営力など信用度があるのかなどは、どのように判断すればいいのかなど知っておくべきこともあります。
オンラインカジノに関わるライセンスを含めて、第三者機関、プロバイダ、決済会社など、オンラインカジノを運営する会社を取り巻く組織の関係性を確認しましょう。
その上で、心から安心して利用できるオンラインカジノ選びができる知識を身に付けていきましょう。
第三者機関、なんだか難しい言葉が出てきました。。。
オンラインカジノを取り巻く組織がたくさんあるんだけど、そのうちのひとつなんだよ!詳しく解説していくね。
>>【オンラインカジノ診断】あなたに最も適したオンラインカジノとは?
もくじ
オンラインカジノの第三者機関とは?
オンラインカジノの運営には、中立な立場で「安全であるか」「公正であるか」「健全であるか」を監査する機関が存在します。
この監査する機関を「第三者機関」と言います。
第三者機関は公平で中立的な立場でゲームのプログラムが組まれているか、決められたペイアウト率の範囲内で配当が出ているかなどの監査を定期的に行っています。
そのため、違法なプログラムや不正は必ず見つかるようになっています。
監査はオンラインカジノ運営やソフトウェア会社に対して行われる
第三者機関の監査は、オンラインカジノを運営する企業に対してのみ行われるのではありません。
ゲームを配信するソフトウェア会社に対しても同様に監査を行っています。
つまり、不正なゲームや公平性に欠くようなゲームが配給されないよう厳しい監査を行うことで、公平性と安全性を確保しているのです。
このことからも、オンラインカジノの第三者機関は非常に重要な役割を担っているのです。
オンラインカジノ運営は6組織で構成されている
一見オンラインカジノ運営会社のみで運営されているように見えるオンラインカジノですが、実は6つの組織で成り立っています。
6つの組織とは、プレイヤー・国(政府)・ソフトウェア会社・第三者機関・決済会社・オンラインカジノ運営会社のことを指します。
これらの組織が相互に連携しているからこそ、オンラインカジノは健全に運営できるのです。
プレイヤー
私たちオンラインカジノを利用する人を指します。
実はここにも厳しい審査があります。マネーロンダリングや犯罪との関りがあっては困まります。
そのため、オンラインカジノ利用登録に際しては次の資料の提出を求められます。
- 身分証明書(免許書・パスポートなどの書類の画像など本人確認のできる書類)
- 住所証明(住民票・公共料金の請求書など住所を特定できる書類)
- 電話番号
- クレジットカード情報
これらの資料を提出して初めて出金ができる仕組みです。どこの誰だか特定できない人は利用できない仕組みになっているのです。
オンラインカジノ運営会社はこれらプレイヤーの情報を正確に得て、情報が正しいかの確認を行い、得た個人情報を厳密に管理することが求められます。
オンラインカジノ運営会社
中心的な役割を担うのがオンラインカジノ運営会社です。
インターネット上でカジノを運営するためサーバーは大きなものがありますが、オフィスの規模としてはそれほど大きくないのが実情です。
しかし多くの資金の管理や多くの個人情報を管理する立場にありますから、高いセキュリティーを求められます。
またオンラインカジノを運営する企業としての十分な資金力、社会的信用のある企業である必要もあります。
▼おすすめオンラインカジノランキングについて
>>【厳選!】人気オンラインカジノランキングTOP10を今スグチェック!
決済会社
オンラインカジノで遊ぶには現金をチップにしなければなりません。
海外で運営されているオンラインカジノにおいてチップを購入するには、クレジットカードを利用したり電子決済サービスを利用したりする必要が生じます。
両替所、換金所の役割を決済会社が行うことになります。
▼オンラインカジノの決済方法について
ソフトウェア会社
ソフトウェア会社は、オンラインカジノにゲームを提供するプロバイダ。オンラインカジノを運営する会社と契約し、ゲームを提供する仕組みです。
多くの場合、ソフトウェア会社は複数のオンラインカジノと契約を結んでいます。
そのため、例えばライブカジノのブラックジャックなどでは、隣の席に着いた人は違うオンラインカジノを利用している場合も多くあります。
ソフトウェア会社にもオンラインカジノ同様にライセンスがあり、ライセンスを取得していなければオンラインカジノにゲームを配給することはできません。
またゲームのプログラムやペイアウト率など、公平性のある適正なゲームであるかの監査は第三者機関によって行われています。
▼ソフトウェア会社について
>>ゲーム開発を担うソフトウェア会社のライセンス、第三者機関、遊べるゲームなどを徹底解説!
政府(ライセンス発行国)
オンラインカジノを運営する会社とゲームを提供するソフトウェア会社がオンラインカジノを運営する、ゲームを提供するに適する企業かどうかの審査を行います。
審査は資本力、企業力、将来性など非常に多くの項目を厳しく審査し、これに通過した企業にのみライセンスを発行が許されます。
オンラインカジノはこのライセンスを取得していなければ運営ができません。
またソフトウェア会社はライセンスを持っていなければゲームの提供ができません。
第三者監査機関
ライセンスを取得したオンラインカジノとゲームを配給するソフトウェア会社が公正なゲームを提供しているかどうかの監査を行う機関です。
ゲームのプログラムに不正がないか、ペイアウト率は適正に守られているかなどの厳しい監査を行います。
この監査は定期的、不定期にも行われます。常に安全かつ公平なゲームが提供されているか、健全な運営がなされているかを見守りする重要な役割を担っています。
6つの組織で成り立っているんですね。でもしっかり運営されてるんだ。ってのはわかりました!
健全なオンラインカジノの運営は大変なんだ。でもだからこそ、私達は安心安全にゲームを楽しめるんだよ☆
安心・安全なオンラインカジノの見分け方
安心安全なオンラインカジノを見分けるにはまずは「ライセンス」を確認することといえます。
オンラインカジノが合法とされている国で運営され、かつ運営されている国のライセンスを持っているオンラインカジノは一定の信用ができます。
しかしライセンス自体にも信用度があり、信用度の高いライセンスかどうかは大切なポイントです。
次に第三者機関の介入です。
複数の第三者機関の介入があれば信頼度は向上します。逆に第三者機関が介入していないオンラインカジノは、非常に危険なオンラインカジノと言えます。
このようにライセンス・第三者機関の2つを確認するだけでも、安心安全なオンラインカジノであるかの見極めができるのです。
世界的にカジノが合法とされている国がある
世界にはカジノが合法とされている国がいくつもあります。よく知られたところではアメリカのラスベガス、マカオなどはよく知られていますよね。
オンラインカジノも同様に合法とされる国があります。逆を言えば違法としている国もあるのです。
そのため、オンラインカジノを選ぶ場合には最低でも次の2点は確認しておく必要があります。
運営会社の所在国はカジノが合法化されている国であること
オンラインカジノを運営している会社の所在国がオンラインカジノの運営を合法としている国であるという条件は欠かせません。
政府が発行する正式なライセンスを取得している
運営会社の所在国がオンラインカジノを合法としていて、該当国政府が発給するライセンスを取得していることが必要です。
安心できるオンラインカジノの3つの重要ポイント
安心できるオンラインカジノ選びのポイントは3つです。
ポイント
- 「正式なライセンス」を取得しているオンラインカジノであること。
- 「独立した第三者機関」と契約を結び、定期的または不定期の監査を継続的に受けているオンラインカジノであること。
- 「信頼性の高いソフトウェア」を利用しているオンラインカジノであること。
それでは、この重要な3つのポイントを詳しく見ていきます。
正式なライセンス
オンラインカジノが合法な国の政府が発行するライセンスを受けていることは必須です。
また多くの国がライセンスの発行をしていてライセンスにも信用度の高い、低いがあります。
一般に中南米の国の政府の発行するライセンスは信用度が低いとされます。
信用度の高いライセンス
- MGA
- キュラソー
- ジブラルタル
- カワナク
- プラゴー
- ギャンブリングコミッション
▼ライセンスについて
>>オンラインカジノのライセンスや、運営の仕組みについて解説!
独立した第三者機関
公正な運営が行われ、かつ配給されるゲームにおいても定められた条件を適正に満たしているかなどの定期的な監査体制が整っているかは重要な要素です。
もし監査が行われなければ不公平な運営や、プレイヤーにとって不利な条件でのペイアウトなどが生じ、悪意のある運営が行われる可能性がないとは言えません。
ですから国やオンラインカジノを運営する会社、ソフトウェア会社などとの関連の全くない独立した第三者機関による監査は非常に重要です。
このように監査を行う独立した監査機関が複数介入するオンラインカジノは安心できることになります。
よく知られている第三者機関
- イーコグラ
- TST
- GLI
信頼性の高いソフトウェア
ソフトウェア会社もオンラインカジノ同様に独立した第三者の監査機関が介入するソフトウェア会社の信頼が高くなります。
近年新しいソフトウェア会社が設立されています。
当然長きにわたってオンラインカジノへゲームを配給し続けているソフトウェア会社は信頼があると言えますが、ここでも新旧のソフトウェア会社を問わず重要になるのが第三者機関による監査体制です。
信頼性があるソフトウェア会社
- マイクロゲーミング
- プレインゴー
- ネットエント
- エボリューションゲーミング
- プレイテック
大事な3つのポイントだから、よく覚えといてね♪
ライセンス、第三者機関、ソフトウェアの3つですね!
代表的なオンラインカジノの第三者機関
代表的な第三者機関とギャンブルに関係する民間機関を紹介します。
オンラインカジノのトップページにロゴが表示されているのでロゴを覚えておくとわかりやすくなります。
eCOGRA (イーコグラ)
正式な名称は「eCommerce and Online Gaming Regulation and Assurance」といいます。
2003年に設立され、英国に拠点を置くオンラインゲームソフトウェアとシステムの認証を専門とする、独立した国際的に承認された大手試験機関です。
TST (テクニカルシステムズテスティング)
正式な名称は「Technical Systems Testing」といいます。
1993年に設立され、カナダのバンクーバーに拠点を置くオンラインカジノソフトの公平性や技術の審査を行う審査機関です。
2010年にGLIグループ企業となっています。
GLI (ゲーミングラボラトリーズインターナショナル)
正式名称は「Gaming Laboratories International」といいます。
1989年にアメリカのニュージャージー州にて設立されたゲーム審査機関です。
TSTが2010年にGLIグループ企業の一部に入り現在の形となっています。
iTech Labs (アイテックラボ)
「iTech Labs」は、2004年から稼働するオンラインゲームシステムの試験および認定をする審査機関です。
設立はオーストラリアのメルボルンです。
TüV Rheinland (テュフラインランド)
「TüV Rheinland」は1872年にドイツで設立された技術、安全、システムなどに関する認証機関です。
第三者認証機関として様々な製品やサービスの検査認証を行っていてオンラインカジノゲームの認証も手掛けています。
日本の多くの企業とも契約関係にあり、日本にも事務所を構えています。
各機関のロゴはオンラインカジノのHPに載ってたりするから、ロゴだけでも覚えておくと便利だよ!
信頼性の高いオンラインカジノゲームのソフトウェア会社
カジノゲーム自体には公平性が求められます。
イカサマなどがカジノ側もプレイヤーも双方共にできないようにゲームが作られているかどうかは信頼性に関わる重要な要素です。
ここでは、多くのオンラインカジノに採用されているソフトウェア会社をいくつか紹介します。
マイクロゲーミング(Microgaming)
1994年に英国マン島に設立された企業です。
世界で最初にオンラインカジノソフトウェアを開発した会社としても知られています。
第三者機関は UK Gambling Commissionです。また、第三者機関のeCOGRA(イーコグラ)の創設にも関わった企業でもあります。
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プレイテック(Playtech)
1999年設立に英国マン島に設立されたソフトウェア会社です。
2006年ロンドン証券取引所に上場していて企業としての信頼性も高い企業です。
第三者機関はTST(テクニカルシステムズテスティング)を利用しています。
ネットエント(NetEnt)
1996年にスウェーデンで設立された世界トップクラスのゲームソフト開発会社です。
2019年には同業の「Red Tigre Gaming」を買収し傘下に収めた企業です。
第三者機関はeCOGRA(イーコグラ)を利用しています。
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エボリューションゲーミング(EvolutionGaming)
2006年はスウェーデンで設立された企業です。
オンラインカジノのバカラ、ブラックジャック、ルーレットなどのライブゲームを中心に配給しています。
第三者機関は「Gaming Laboratories International」を利用しています。
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知っている会社ばかりです!それぞれちゃんと第三者機関を利用しているんですね。
ゲーム開始時にロゴが出てくるからそれで覚えちゃうよね✨
代表的なオンラインカジノライセンス
世界中にオンラインカジノのライセンスを発行している国は多くあります。
残念ながらどこも信頼できるライセンスとは言い切れないようです。
一方で高い評価のあるライセンスがあるのも事実です。ここでは、高い評価のあるライセンスを紹介します。
マルタ(MALTA GAMING AUTHORITY)
マルタ共和国が発行するライセンスです。マルタ共和国は南ヨーロッパに位置するイギリス連邦、およびEUの加盟国です。
オンラインカジノライセンスの発行は2001年から行っています。
ライセンスの中でも取得が難しいとされているライセンスの一つで高い信頼度があるとされています。
キュラソー(Curacao eGaming)
キュラソーはカリブ海のオランダ領の島国です。
「Curacao eGaming」は1996年にキュラソー自治政府によって設立され、同年よりライセンスを発行しています。
イギリス(GAMBLING COMMISSION)
設立は1960年代と歴史があります。
オンラインカジノライセンスの発行は2005年に施行されたギャンブル法の一部として2006年からライセンスの発行をするようになりました。
ジブラルタル(GBGA)
ジブラルタルはイベリア半島に位置するイギリス領の国です。
その自治政府が発行するライセンスが「Gibraltar Betting and Gaming Association」です。ライセンスの発行は2005年から行っています。
カナワク(KAHNAWAKE GAMING COMMISSION)
カナワクはカナダのモントリオール郊外に位置するインディアンのモホーク族が自治する居留区です。
この自治政府が発行するライセンスが「KAHNAWAKE GAMING COMMISSION」です。ライセンスの発行は1999年から行っています。
まとめ
安心、安全、そして健全にオンラインカジノで遊ぶためにはオンラインカジノ選びは非常に重要です。
そして、理想のオンラインカジノ選びに欠かせないのが「ライセンス」と「第三者機関」です。
第三者機関による監査が行わないオンラインカジノは不透明な状態。透明性という安全を確保するためには、第三者機関の監査は必要不可欠なのです。
各機関とも特徴的なロゴが採用されており、オンラインカジノのトップページの下部には必ず、「ライセンス・第三者機関」ともに表記されています。
登録する前に確認しておくことで、安心安全なオンラインカジノでプレイすることができます。
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