カジノ法案の成立によって、IR誘致の候補地のひとつとなった静岡県。
IR誘致に向けた申請や調査などの進捗は芳しくなく、積極性に欠ける部分があるため有力とはいえません。
誘致レースへの参入も明確に公表しているわけではないため、可能性が低い候補地ともいえます。
そんな静岡県のIR誘致について、想定される経済効果や動きについて詳しく解説していきます。
静岡県はIR誘致に関する動きが遅くて有力な候補地とは言えないの💦
あまり情報がなくて現実的じゃないみたいですね…。
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もくじ
カジノ候補地のひとつ静岡県
IR誘致レースに参入している自治体は大きく10自治体ほどありますが、静岡県もそのひとつです。
IR誘致に対する積極性は欠けるため他と比べて有力候補地とはいえず、現実性も薄いといえるでしょう。
ですが、静岡県も抱える人口減少問題や税収減を考えると、IR誘致もひとつの対策となってくるのです。
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候補地は静岡県牧之原市
静岡県の誘致候補地は現在、牧之原市となっています。静岡市と浜松市の間に位置し、静岡空港が近い土地柄です。
漁港も近く東名高速道路や新東名高速道路も通っているため、交通アクセスの優位性があります。
東京、大阪、愛知という日本の大都市に近接している場所でもあるので、IRに適した地域といえるでしょう。
他候補地の静岡市と熱海市は消極的
静岡県の誘致候補地は元々3ヶ所あり、牧之原市以外にも静岡市と熱海市が候補とされていました。
ですが、2019年4月7日の静岡市長選で静岡市を推していた天野進吾氏が落選。
これにより現実的な静岡県の候補地は、牧之原市となっている、というのが現状です。
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候補地は3つあったけど今では牧之原市ぐらいになってるね。
土地的にも広さは確保できますよね。
静岡県のIR(カジノ)誘致コンセプト
出典:静岡県牧之原市IR誘致促進委員会
静岡県が公表するIR誘致コンセプトは明確にはなく、牧之原市のIR誘致促進委員会がまとめた内容がメインとなっています。
牧之原市の土地柄を活かした統合型リゾートのイメージ図がこちらで、観光色が強くなっているのもわかります。
仮に誘致が進んだとしてもあまり大規模なIRではなく、小規模なものとなることが想定されています。
静岡カジノの特徴と誘致理由
静岡空港が近くアクセスしやすい土地
牧之原市が静岡県内における有力候補地となっている理由は、静岡空港が近くアクセスしやすい地域となっているためです。
空港の真下には新幹線が走っていることもあり、空港に繋がった新駅誕生の構想もあります。
この新駅が誕生すれば東京から福岡まで全てに新幹線一本で行けることになるため、新駅の誕生も期待されています。
人口減少による経済縮小、税収減
出典:静岡県牧之原市IR誘致促進委員会
日本全体の問題でもあるのですが、年々減り続ける人口減少はとても問題視されています。
国の問題なので政府主導で解決していかなければならない問題ですが、牧之原市も同様。
2045年には2015年の半分近い人口になっていることが試算されていますので、早急にIRなどの対策が必要になっています。
静岡カジノの参加IR事業者
静岡県は正式にIR誘致レースへの参入を表明しているわけではありませんので、IR事業者などの明確な情報もありません。
今後、申請などが進んで誘致が現実的となってくればこれらの情報も明確に出てくるでしょう。
静岡カジノの経済効果
経済効果 | 効果規模 |
日本人観光客数 | 897万人 |
外国人観光客数 | 1,118万人 |
カジノ施設の売上高 | 6,171億円 |
納付金 | 925億円 |
入場者数 | 913万8千人 |
入場料徴収 | 238億円 |
静岡県にカジノが誕生すると管工事業の拡大や地域産業の活性化が期待できるため、経済活性化が叶います。
IR事業雇用者数は想定されているだけでも8,000人を超える規模なので、定住人口も増えるでしょう。
試算によると1,000億円以上が静岡県に納付される予定なので、牧之原市にとっても数百億円の税収納付が出てくるのです。
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明確な情報が少なくて具体的な構想案もまだないんですよね?
うん。住民の反対意見も多くて進めづらいというのもあるみたい。
静岡県のIR誘致進捗状況
2019年1月4日、静岡県知事はIR誘致の検討を開始
2019年1月4日の年頭会見では静岡県知事の川勝平太氏が統合型リゾートの誘致について「検討時期に入った」と発言。
それまでは「静岡県にカジノが必要ない」という旨の発言をしていたのですが、一転。
予定地の住民による理解や地元の要求がないと進められないことから、未だ積極的な動きは見られない状況です。
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2019年8月16日、牧之原市の杉本基久雄市長は誘致計画を断念
静岡県の有力な候補地であった牧之原市ですが、2019年8月16日には牧之原市の杉本基久雄市長が誘致計画を断念すると発表。
静岡県にIR推進をする姿勢が見られないこともあり、少なくとも国の第1期認定には間に合わなくなりました。
また第2期以降においても、同様に県のIR推進姿勢が見られないと進められないことを明言しています。
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検討開始から一転して断念、という流れだから実現性は乏しいかな…。
第2期以降に期待するしかないみたいですね…。
まとめ
静岡県のIR誘致は他候補地と比べて依然として現実的ではなく、誘致は難しいというのが結論となるでしょう。
市としてのIR推進は積極的に進んでいるものの、県全体での動きが鈍いため今後の展開も難しいところ。
住民による反対意見も多く出ている中、この流れを覆すのは至難の業。
具体的なIR構想案やIR事業者との連携も先になることが想定されていますので、長い目で見ていくことが重要となるでしょう。
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