競馬も競艇も競輪、オートレースも的中をして勝利金を得た場合は、その金額によっては納税の義務が生じます。
これと同じように、オンラインカジノを利用してバカラ等で勝利金を得た場合も同様に納税の義務が生じます。
バカラの勝利金は一時所得と言われるものに該当し、その勝利金の金額に応じた税率で納税をする必要があるのです。
どのくらいの勝利金を得ると納税の必要があるのか、その納税額はどのくらいなのか、どのような方法で納税するのかなどの基本的知識を身に付けていきましょう!
税金は避けられない重要な部分ですよね…。
納税は必要だけど条件は緩めだから安心してね☆
もくじ
バカラで勝つと税金を支払うことになる
日本の税制では儲け(所得)が発生すると、所得税を納めなければならないことになっています。
所得は課税所得と非課税所得に分けることができ、課税所得は10種類、非課税所得は大きく2種類に分けられます。
ギャンブルに視点を置けば、競馬、競艇、競輪、オートレースなど公営ギャンブル、パチンコ、パチスロなどの勝利金は一時所得として分類されて課税対象となります。
同様にバカラのみならずオンラインカジノで得ることのできた勝利金も一時所得とみなされ課税対象になります。
ちなみに宝くじ、サッカーくじの当選金は非課税です。
課税対象
競馬、競艇、競輪、オートレースなど公営ギャンブル、パチンコ、パチスロ、オンラインカジノなどの勝利金
非課税
宝くじ、サッカーくじなどの当選金
バカラの課税対象と支払いが必要な理由
バカラを例に挙げて、課税対象となる勝利金について説明をすれば次のように言うことができます。
バカラで勝利し、勝利金が発生した時点で課税対象となります。
ここでいう課税対象とは、納税の対象となるお金のことであり、納税額ではありません。
給与明細などにも記載されているように、納税の対象となる基の金額のことです。
利益と損失を相殺することはできない
賭け金などの支出は課税対象になりませんが、勝利金と合わせて相殺することができません。
バカラでは勝つことも負けることもありますから、利益と損失を合算して利益が生じた場合にのみ課税対象となる、と考えがちですがそうではないのです。
賭け金は支出ですが、勝利金から差し引くことはできず、勝利金がそのまま課税対象となります。
そのため勝利金が生まれたタイミングで、勝利金は課税対象になるのです。
注意点
勝利金が発生した場合は、負けた場合でも課税対象となる。
バカラで勝つと記録に残るので支払いが必要
オンラインカジノを利用してバカラを行い、勝利金を得た場合はその記録が残ります。
ゲームの履歴はオンラインカジノ側でいつでも照会できるようになっています。
それより重要なポイントは、バカラで勝利した勝利金は、電子決済サービスなどを経由して自身の口座に振り込まれる点です。
つまり収入の記録が確実に残るのです。記録が残るということは税務署が簡単に調べることができるということになりますから、逃れることができません。
ですから、バカラ等で得た勝利金に対する所得税は支払う必要があるのです。
一般ギャンブルは記録に残らないことが多い
競馬や競艇などの公営ギャンブルでも同じです、インターネットを介在とするインターネット投票を利用した場合は、収入が記録に残ります。
しかし、公営ギャンブルはインターネットを介在しない購入方法があります。
競馬場や競艇場などの本場で馬券や舟券を購入する場合や、場外馬券場などを利用する場合です。
これらの場合は銀行を介在しないため、記録が残りません。これと同じく、パチンコやパチスロも同様。
現金で直接的に行われるので、お金の流れを追うことが事実上難しくなります。
オンラインカジノは記録に残る
オンラインカジノはインターネットを介在としますので、直接現金のやり取りが行われることはありません。
あくまでオンラインサービスなので、クレジットカードや電子決済サービス、銀行などを必ず利用することになります。
少なくとも最終出金時に銀行を利用するため、税務署でも簡単にお金の流れを把握することが可能なのです。
記録が残っているからわかりやすいんですよね。
基本的に現金でやり取りされる公営ギャンブルとの違いだよね。
バカラの勝利金に関する計算方法とお金の流れ
バカラで勝利金を得られた場合、どのように所得を計算し、どのようにして納税するのかを知っておく必要があります。
知らずに放置していたら、ある日、税務署の職員が来て納税を迫られるなんてことにもなりかねません。
ましてや脱税の罪を問われることにでもなったりしたら大変です。正しい知識を身に付けておきましょう!
年間50万円以上の勝利金を得た場合には税金を支払う必要がある
所得は1月1日~12月31日の1年間で考えるのが基本。そしてバカラなどオンラインカジノで得た勝利金は、一時所得という扱いになります。
この一時所得には特別控除というものがあります。
一時所得の特別控除額は最高で50万円と決められており、収入が50万円に満たない場合は全額が控除されることになります。
つまり年間50万円以上の勝利金を得なければ納税の必要がなく、逆に50万円を超える場合には納税の必要があるということです。
課税所得金額の計算方法
計算方法
(総収入 - 総支出 - 特別控除額(最高50万円)) ÷ 2
こちらの計算式では課税所得金額を計算することができて、税率は総合課税を含めて計算することになります。
大まかな金額だけならばこの計算式で出すことができるので、ぜひメモしておきましょう。
少しわかりにくいので、具体的な例を挙げて詳しく説明します。
例1)勝利金が150万円、総賭け金が80万円の場合
月日 | 損益結果 | 賭け金 |
4月1日 | 20万円 | 10万円 |
4月2日 | 30万円 | 20万円 |
4月3日 | -50万円 | 50万円 |
4月4日 | 20万円 | 10万円 |
4月5日 | 80万円 | 40万円 |
4月6日 | -30万円 | 30万円 |
合計 | 150万円 | 80万円 |
一週間の結果がこのようになったと仮定をします。
勝った日と負けた日、全てを合計すると損益結果は+70万円、賭け金は160万円となります。
ですが、税金を計算する上では損失分を計算に入れないため、損益結果は150万円で賭け金は80万円となっています。
計算方法
総収入:150万円
総支出:80万円
(総収入150万円 - 総支出80万円 - 特別控除額(最高50万円)) ÷ 2
計算をすると出てくるのは「10万円」で、この金額から所得控除額を引いて税率を掛けた金額が納税額となります。
ただし、実際には総合課税なので給与などの収入によって変化します。
オンラインカジノ以外の収入がない場合、税率は5%なので【(10万円 - 所得控除額0円) × 0.05 = 5,000円】が納税額になります。
▼税率と控除額
課税される所得の金額 | 税率 | 控除額 |
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円を超え1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円を超える | 45% | 4,796,000円 |
例2)勝利金が500万円、総賭け金が200万円の場合
計算方法
(総収入500万円 - 総支出200万円 - 特別控除額(最高50万円)) ÷ 2
計算結果として出てくるのは、125万円なのでこれをもとにして計算します。
オンラインカジノ以外の収入がない場合の税率は5%なので、(125万円 - 所得控除額0円) × 0.05 = 62,500円。
他の収入がない場合においては、こちらの62,500円が納税額となります。
税金の計算機
課税所得金額を算出する
- 総収入(賭け金を含む勝利した金額)
- 円
- 総支出(勝利したゲームのみの賭け金)(負けたゲームの賭け金は含まない)
- 円
- 特別控除額
-
-500,000円
-
÷2
- 課税所得金額
- 円
所得税を算出する
- 給与
- 円
- 課税所得金額
- 円
- 所得税
- 円
現在の大まかな税金を計算したい人は、こちらの計算機を利用してみてください。
数字を入力するだけで大まかな金額が表示されます。
※こちらの計算機はあくまで参考程度にご使用ください。
トータル収支がマイナスでも税金を支払うことになる可能性がある
注意しておかなければいけないのは、仮に年間のトータル収支がマイナスであったとしても、税金が発生することもあるということ。
トータル収支がマイナスでも納税の必要があるパターンも
日付 | 賭け金 | 収支 |
1月1日 | 200万円 | 0円 |
1月15日 | 100万円 | 200万円 |
合計 | 300万円 | 200万円 |
例えばこの例ではトータル収支マイナスですが、税金は利益に対して発生するため納税の必要が出てきます。
合計の賭け金は300万円であるのに対して収支200万円。トータルで言えば、マイナス100万円の200万円となっています。
ですが、1月15日に100万円を賭けて200万円を得ているため、税金の発生対象となる勝利金50万円を超えていますね。
先にも解説したように、損失分は税金対象になる金額から引くことができませんので、税金が発生します。
バカラの税金は確定申告をする
バカラなどで一時所得を得た場合は確定申告を行いましょう。
確定申告には「確定申告書」「源泉徴収票(会社勤めの場合)」「支払調書(カジノ側から受領する必要あり)」「支出に関する領収証」などの書類が必要となります。
確定申告に必要な書類
- 確定申告書
- 源泉徴収票 (会社勤めの場合)
- 支払調書 (カジノ側から受領する必要あり)
- 支出に関する領収証
税金は1年間で稼いだお金に対してかかる
確定申告は2月16日(年次によって数日異なる)から3月15日(年次によって数日異なる)の間に行う必要があります。
所得税は1月1日~12月31日、確定申告を行う前年の1年間の収入に対して申告をして納税するという流れです。
バカラの税金は個人で支払う必要がある
バカラで勝った勝利金の納税は自分自身で行う必要があります。
サラリーマンの方は、概ね源泉徴収という形で、会社が給与からあらかじめ所得税の納税に関わる対応をしてくれていますね。
また過不足は年末調整という形で対応してくれています。
バカラの勝利金のような一時所得や雑所得と言われるものは会社とは関係がありません。
そのため確定申告を行った上で納付書をもとに自分自身で金融機関に出向き支払う必要があるので注意です。
確定申告は年間20万円の利益を超えると申請が必要だよ!
税金が発生するタイミングの50万円とラインが違うのでちょっと困惑しそうなところですね
まとめ
バカラの勝利金は、即刻課税対象となる実情があります。また、負けた場合には課税対象から外れるのみでなく、勝利金との相殺ができないとの側面も。
同時に他のギャンブルと異なり勝利金を得た事実は通帳に記帳されることとなり、納税の義務を果たさなければ脱税という行為につながりかねない側面をもあるのです。
年間で50万円以上の勝利金を得た場合は確定申告を行い、確実に納税をする必要があります。
この事から、バカラ等、オンラインカジノを楽しむ場合には収支をしっかりとつけ、頻繁に資金の出し入れを行うのではなく、一定金額ごとに行うのが得策でしょう。
大きな金額を稼ぐことができた場合には積極的に税理士などに相談をし、対応策を指導してもらったり、確定申告のための助言をもらうことも検討してもいいかもしれません。
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